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気象庁は、きょう11日(火)、少雨に関する全般気象情報を発表しました。気象庁によりますと、北日本と西日本では降水量の少ない状態が続いている所があり、今後10日間程度は、少雨の状態が続くおそれがあるとしています。

北日本と西日本に少雨に関する全般気象情報

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北日本や西日本では、5月以降、低気圧や湿った空気の影響を受けにくかったため、降水量の少ない状態が続いている所があります。主要地点の5月1日からきのう10日(月)までの降水量を見ると、それぞれ平年比で、青森27%、秋田29%、福岡35%、佐賀28%にとどまっています。なお、平年ですと沖縄や奄美だけでなく、九州から東北も雨の季節となっている頃ですが、今年は梅雨前線が九州北部や東北北部から離れた位置に停滞し、九州北部や中国、四国、近畿、東北北部はまだ梅雨入りをしていません。

今後もしばらく少雨続く

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北日本や西日本では今後10日程度、まとまった雨は降らない予想です。週間予報を見ると、西日本では今週末頃に雨の降る日がある見込みですが、それも一時的なもので、少雨を解消するような降水量にはならないでしょう。

水不足の懸念

しばらく雨の少ない状態が続く予想のため、農作物や水の管理に注意が必要です。ダムの貯水量をみてみると、きょう11日現在の福岡県の主要ダム(18ダム)の貯水率は46.9%。同じ時期の平均貯水率が83.3%ですので、福岡県ではかなり水が少ない状態といえます。生活においても、節水を心がけた方がよさそうです。