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5月には道内の史上最高気温を更新する暑さとなった北海道。6月に入っても広い範囲で平年より高めの気温となっています。
函館では5月22日から最高気温が20度以上の日が続いており、今日(6月5日)も、午前11時までの最高気温が20.9度まで上がっています。
今日で15日連続での20度以上となりましたが、函館でこの時期に2週間以上も20度以上の日が続くのは統計史上初めてで、異例ともいえる高温が続いています。

5月の平均気温 史上1位

5月の道内は下旬の異常ともいえる暑さも手伝って、北海道の月平均気温が、地域平均で平年より3.1度も高くなり、統計開始以来最も高くなりました。
特に5月下旬の平均気温は、地域平均で平年より5.1度も高く、これまでの記録(+3.5度)を大きく更新する高さとなりました。

函館は既に新記録 札幌も今日20度以上なら

この記録からも分かるように、5月下旬は各地で平年より高い気温が続いており、函館では5月22日から毎日、最高気温が20度以上まで上がっています。
函館では平年の最高気温が20度以上となるのは6月16日からで、この時期に連日20度以上となることは過去にも例がありません。6月上旬までの函館で、2週間以上連続で20度以上まで上がるのは統計史上初めてのことになります。
また、札幌でも昨日まで14日連続で最高気温は20度以上を観測しています。6月上旬にかけての札幌で、20度以上の日が最も長く続いたのは、2014年の15日連続。もし今日も札幌で20度以上となれば、その記録に並ぶことになります。

この先はようやくこの時期本来の気温に

記録的なまでの高温が続いた北海道ですが、これからはようやくこの時期本来の気温に戻りそうです。
今日は西から近づく低気圧の影響で広く雨が降り、雷を伴う恐れもあります。そのため、各地とも日差しが少なく、平年並みの気温にとどまる所がほとんどになります。
また、明日以降も上空の暖気が強まることはしばらくなさそうで、週明けにかけても平年並みの気温となる日が多い見込みです。季節外れの暑さは落ち着きます。
しかし、最近の暑さに慣れた体では、平年並みの気温でも少し風が冷たく感じられるかもしれません。日々の服装選びに気を付けるなど、体調管理に注意が必要です。