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明日(25日)から月曜日(27日)にかけて、北海道でも「高温」に注意が必要です。5月としては経験したことがないような暑さとなる恐れがあり、熱中症などに対する万全な備えが必要です。それに加えて、この時期の北海道ならではの注意ポイントが、朝晩と日中の「気温差」です。

大陸からの記録的な暖気

週明けにかけて、北海道では5月としては記録的な高温となる恐れがあります。
原因は、大陸からの暖気。明日(25日)から上空1500m付近に平年より10度以上も高く、5月としては記録的な暖気が流れ込んでくるからです。
明日の道内は晴れて、気温が上がります。最高気温は25度以上の夏日となる所が多く、オホーツク海側の内陸など一部で30度以上の真夏日となるでしょう。
そして、暑さのピークは日曜日(26日)から月曜日(27日)となります。晴天が続き、北海道の5月としては観測史上初めて35度以上の猛暑日となる所があるでしょう。
札幌でも日曜日の予想最高気温は、5月の観測史上一番高い32度くらいまで上がる見込みです。
道内では、この土日に小学校の運動会が多くの地域で予定されています。体を動かすお子さんも、見学をする保護者もこまめに水分を補給など熱中症対策が必要です。暑さに慣れていないこの時期、健康管理に十分注意して下さい。また、弁当袋の中に保冷剤を入れるなど、食中毒に対する備えも必要です。

朝晩と日中の気温差にも注意!

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大陸から記録的な暖気が入ってきますが、一緒に乾いた空気も流れ込んできます。
乾いた空気が流れ込むと、夜間も雲ができにくくなるため、地表付近の熱がどんどん上空へ逃げて、気温が下がります。
北海道でも、日中は広く30度以上と本州並みの厳しい暑さとなりますが、朝晩は内陸を中心に10度くらいとなるでしょう。日曜日(26日)の十勝地方の池田町は、日中の最高気温は35度と猛暑日になりますが、朝の最低気温は9度と一桁になる見込みです。
朝、家を出るときは上着が必要でも、日中は半袖でも汗がだらだら出るほどの暑さとなります。夕方以降は、その汗が冷えてしまわないように服装調節にも十分気を付けてください。

この夏の見通し

5月でここまで暑くなれば、夏本番はどこまで気温が上がるのかと不安に思われるでしょう。
今日(24日)、札幌管区気象台から発表された北海道の6月から8月の見通しによると、気温はほぼ平年並みで、降水量は平年並みか多くなる予想です。
蒸し暑い日が多くなりますが、例年より北からの寒気の影響を受けやすくなるため、もしかすると、今回の記録的な暑さが、今年の中で一番高い気温となるかもしれません。