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九州から関東甲信も、長雨の季節が近づいてきました。向こう1か月の天気傾向です。

向こう1か月の天気傾向

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気象庁は、奄美で5月14日ごろ、沖縄で16日ごろ、梅雨入りしたとみられると発表しました。九州南部の平年の梅雨入りは5月31日ごろで、まもなくです。6月の1週目は、九州から関東の太平洋側を中心に、湿った空気の影響で、長雨の季節らしくなりそうです。ただ、平年に比べ梅雨前線の影響は受けにくいでしょう。全国的に、平年と比べると晴れる日が多い見込みです。降水量は、平年並みか少ないでしょう。
この先も、日本付近に、南から暖かい空気が流れ込みやすいでしょう。気温は、九州から北海道にかけて、高温傾向です。特に、5月26日(日)から27日(月)頃は、九州から北海道でかなりの高温が予想されます。内陸で35度くらいまで上がる所があるでしょう。北海道や東北では、28日(火)以降も1週間ほど高温が続く見込みです。熱中症など体調管理に注意が必要です。沖縄・奄美も高温傾向ですが、6月の中旬頃は平年ほぼ平年並みとなる見込みです。

1週目(5月25日~5月31日)

沖縄付近の梅雨前線の活動は弱いでしょう。沖縄、奄美は、平年に比べ晴れる日が多い見込みです。九州から北海道は、この時期らしく、日本付近を低気圧と高気圧が交互に通過します。天気は数日の周期で変わるでしょう。平年に比べると高気圧に覆われることが多いため、晴れる日が多い見込みです。
日本付近には、南から暖かい空気が流れ込みやすいでしょう。特に、26日から27日頃は、内陸で35度以上の猛暑日となる所もある予想です。この時期として、めったにない暑さとなります。体は暑さに慣れていない状態で、真夏並みの気温になります。屋外での活動が危険な場合もあります。室内でも冷房を使用するなど、熱中症に十分ご注意下さい。北海道や東北では、28日以降も季節先取りの暑さが長く続くでしょう。

2週目(6月1日~6月7日)

梅雨前線の活動は、活発になることがあるでしょう。沖縄、奄美は、平年と同様に、曇りや雨の日が多い見込みです。九州北部から近畿では、平年では梅雨入りする頃です。太平洋側は、湿った空気の受けやすくなるでしょう。九州から近畿の太平洋側を中心に、平年と同様に梅雨らしい天気となる見込みです。ただ、日本の南に延びるようになる梅雨前線は、平年に比べると南に位置しやすく、前線の影響は小さいと考えられます。日本海側は、平年に比べて高気圧に覆われる日が多いでしょう。晴れる日が多い見込みです。
北海道や東北を中心に暖かい空気に覆われやすいでしょう。全国的に高温傾向が続き、北海道や東北では、かなりの高温が予想されます。

3~4週目(6月8日~6月21日)

沖縄・奄美は、平年同様に前線の影響を受ける見込みです。災害につながる雨が降ることも考えられます。梅雨前線は、引き続き平年より南に停滞しやすいでしょう。九州から東北は、平年の梅雨に比べると、曇りや雨の日は少ない見込みです。とはいえ、梅雨前線や暖かく湿った空気の影響を受けることがあるでしょう。梅雨の雷を伴う雨は、大雨の前兆で、災害の警笛です。雨の降り方に注意が必要な時期です。北海道も低気圧や前線の影響を受けにくいでしょう。平年に比べて、晴れる日が多い見込みです。
気温は、沖縄、奄美は、ほぼ平年並みでしょう。九州から北海道は、暖かい空気に覆われやすく、高温傾向が続く見込みです。