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与那国町では活発な雨雲がかかり続け、昼前まではまだ1時間に80ミリの猛烈な雨が降る恐れがあります。

わずか6時間で雨量は400ミリ近くに 雨量はさらに増える恐れ

本州付近は北日本に中心を持つ高気圧に覆われています。この高気圧の縁をまわるようにして、沖縄地方には湿った空気が次々と流れ込んでいます。特に八重山地方では雨雲が発達し、同じような場所に活発な雨雲がかかり続けています。このため、与那国町付近で、午前10時までに三度、記録的短時間大雨情報が発表されました。(一度目は午前6時40分までの1時間にレーダーの解析で約100ミリ、二度目は午前7時30分までの1時間にレーダーの解析で約120ミリ、三度目は午前9時50分までの1時間にレーダーの解析で約100ミリの雨が降ったとみられ発表)
与那国町では50年に一度の記録的な大雨になっている所もあり、一部では道路が冠水しているようです。午前10時までの24時間雨量は、与那国空港で431.5ミリ、与那国島で412.0ミリとなっています。また、午前10時までの6時間雨量は、与那国空港で391.0ミリ、与那国島で362.0ミリです。つまり、24時間雨量のうちの大半は、明け方からのわずか6時間で降ったことになります。昼過ぎ以降は雨雲が次第に海上へ離れる見込みですが、これまでの雨で地盤が緩んでいたり、川が増水していたりする所があるため、引き続き土砂災害などに警戒してください。