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北海道では4月30日からの数日は広く雨が降り、3日間の合計の雨の量は日高地方のえりも町目黒で112.5ミリを観測するなど、局地的に雨の量も多くなりました。
今日(3日)は次第に天気が回復し、その後、明後日(5日)にかけて全道各地で行楽日和となりそうですが、札幌などではシラカバ花粉の飛散が本格化してきています。外出の際は花粉症対策が必要になりそうです。

今年のGW 行楽日和は花粉日和に?

近年の北海道では、シラカバ花粉による花粉症が主と言われており、例年、大型連休の頃から飛び始める地域が多くなります。
そのため、飛散のピークは連休明けになる所が多くなりますが、今年は桜の開花が各地で平年より早くなっており、合わせてシラカバ花粉の飛散も例年に比べて早い地域が多くなりそうです。
北海道立衛生研究所の観測によると、札幌でも例年より4日早く、先週23日からシラカバ花粉の飛散が確認されており、今週に入ってやや量が多い日も現れました。
花粉が飛びやすくなる条件として一般に言われているのは、「晴れて気温が高い日」「空気が乾燥して風が強い日」「雨上がりの翌日や気温の高い日が2~3日続いた後」などです。
晴れて気温が高い日などは、絶好の行楽日和となるわけですが、同時にそうした日は花粉が飛びやすくなります。
例年よりピークが早まることが考えられる今年のシラカバ花粉。特に連休終盤を迎えるこれからの数日間は花粉への注意が十分に必要になりそうです。

今後は行楽日和多い

今日(3日)の北海道は、次第に高気圧が張り出してくる影響で天気は回復し、午後はほぼ全道で晴れる見込みです。
沿岸を中心に風がやや強く吹く所は多くなりそうですが、午後にかけて上空には暖かい空気が流れ込むため、気温が上がり、行楽日和となる所が多くなります。
雨上がりで晴れて、さらに気温も上がるとなると、花粉の飛びやすい条件にあてはまります。
また、明日(4日)、明後日(5日)も晴れの天気が続き、気温は今日以上に上がる所が多くなります。次第に空気も乾燥してくるため、明後日にかけてはさらに花粉の飛ぶ量が増えそうです。
連休最終日の6日には日本海側などで一時的に雨が降り、花粉の飛散も少し落ち着きそうですが、それまでの数日間はマスクなどでの対策を心がけた方が良いでしょう。