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ゴールデンウィーク後半から、全国的に気温は高め。10連休明けの「五月病」だけでなく暑さ対策も。東・西日本では少雨の続く所もあるが、沖縄・奄美は曇りや雨の日が増えそう。最新の1か月予報です。

GW明けの「五月病」だけでなく 暑さ対策も

気象庁が2日に発表した最新の「1か月予報」によりますと、この先1か月は全国的に暖かい空気に覆われやすく、平均気温は「平年並み」または「高い」確率がそれぞれ40%となっています。2019年のゴールデンウィーク後半は、関東から西では夏日の所が続出する予想ですが、連休明けも全国的に高温傾向が続くでしょう。体がまだ暑さに慣れていない時期から、気温が高めということで、体調を崩しやすくなりそうです。10連休明けの「五月病」だけでなく、暑さ対策も心がけて下さい。

水不足が心配な所も

この先1か月の天気ですが、北・東・西日本では、この先1か月は高気圧に覆われやすいでしょう。日照時間は北日本では平年より多く、東・西日本では平年並みか多い予想です。運動会などがある時期に、晴れる日が多いのは喜ばしいことですが、心配なのは水不足です。
ちなみに、5月1日までの30日間合計の降水量を平年と比べると、東京は89%、大阪は82%でしたが、広島は77%、鹿児島は65%でした。東日本と西日本では、この後、期間のはじめは、雨の少ない状態が続く所もあるでしょう。向こう1か月全体の降水量をみても、北・東・西日本では、平年並みか少ない予想です。農作物や水の管理などには、十分な注意が必要です。

沖縄・奄美は梅雨入りか

一方、一足早く雨の季節を迎えるのは、沖縄や奄美。沖縄・奄美では、前線や湿った空気の影響を受けやすく、向こう1か月の降水量は、平年並みか多いでしょう。平年の梅雨入りは、沖縄では5月9日ごろ、奄美は5月11日ごろですので、今年も梅雨入りが近づきそうです。沖縄や奄美では、5月4日頃まで晴れる所が多いので、大きな洗濯物などは、早めに済ませるのが良さそうです。

【週別の天候】1週目(5月4日~10日) 2週目(5月11日~17日)

1週目(5月4日~10日)と2週目(5月11日~17日)は、北・東・西日本では、天気は数日の周期で変わりますが、高気圧に覆われやすく、平年に比べて、晴れの日が多いでしょう。10連休後半だけでなく、連休明けも晴れる日が多いので、お出かけや洗濯、布団干しなどにも良い日が増えそうです。一方、沖縄・奄美は、この期間から、平年と同様に曇りや雨の日が多いでしょう。いよいよ雨の季節が始まる可能性が高くなっています。
平均気温は、1週目(5月4日~10日)は、北日本で平年並みか高く、2週目(5月11日~17日)は全国的に平年並みか高いでしょう。平年ですと、東京都心では、5月中旬の最高気温は22~23度くらい。何をするにも快適な時期ですが、今年はこの時期から気温が高めの予想です。

【週別の天候】3~4週目(5月18日~31日)

3~4週目(5月18日~31日)は、北・東・西日本では、天気は数日の周期で変わるでしょう。特に東日本日本海側と西日本では、平年と同様に晴れの日が多そうです。まだ5月とはいえ、紫外線が強まってきますので、日焼け止めを早めに用意するなど、対策は万全に行って下さい。
さらに、沖縄・奄美は、この時期も平年と同様に、曇りや雨の日が多くなりそうです。他の地方では、平年の梅雨入りは、九州南部では5月31日ごろ、九州北部から関東甲信は6月上旬です。本格的な雨の季節を前に、晴天を有効にお使い下さい。
また、西日本や沖縄・奄美では、この期間の気温は、平年並みか高いでしょう。特に沖縄・奄美では、気温だけでなく、湿度も高くなりますので、食品の管理にも十分ご注意下さい。