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札幌では4月の中旬に入ってから高めの気温の日が多く、17日、18日は2日続けて20度を超えて初夏の陽気となりました。
今日(20日)は、午前10時までに11.1度まで上がり、初夏の陽気とまではいきませんが、今日も最高気温は10度以上となっています。
これで4月中旬の10日間(11日から20日)全てで札幌が最高気温10度以上となりましたが、これは2002年以来17年ぶりの記録となります。

約20年に1度の記録

今月の札幌は、上旬には一時的に雪が積もった日もあり、気温は平年より低めに経過しました。
しかし、中旬に入ると平年より気温の高い日が多くなり、17日から18日は上空に6月上旬から中旬並みの暖気が流れ込んだ影響もあって20度を超える初夏の陽気となりました。
昨日の朝に降った雨の後、上空に冷たい空気が流れ込んだ影響で、それまでに比べると気温の上がり方が鈍くなりましたが、今日も午前10時までの最高気温は11.1度と、既に10度以上の気温となっています。
札幌では4月10日から10度以上の最高気温が続いていて、4月中旬は10日間全てが10度以上になりました。
札幌で4月中旬が10日間とも10度以上まで上がることは珍しく、昨年(2018年)は4月13日が7.0度、15日が6.6度で10度に届きませんでした。
10日間とも10度以上だった一番最近の例は2002年で、今年は17年ぶりの記録。統計開始からの記録でも、日ごとの観測データがある1879年以降で今回が7回目と、約20年に1度という記録的な暖かさとなりました。

このまま秋まで二桁続く可能性も

明日(21日)以降、しばらくは最高気温15度前後で経過し、平年並みかやや高い状態が続きそうです。最新の10日間予報でも、最高気温10度未満の日はありません。(20日午前8時発表予報)
札幌で夏を前にして、最後に最高気温が10度未満となるのは、直近の30年を平均すると5月2日と、もう間もなく。
特にここ数年は5月に入ってから最高気温が10度を下回ったことがなく、その傾向が今年も続けば、次に最高気温10度未満となるのが、夏を越えて秋になってから、という可能性もあります。
札幌でもいよいよ本格的な春に突入と考えて良さそうです。