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2016年4月に発生した地震から3年を迎えます。
地震により被災した熊本城や道路などは、復旧・復興に向けた工事が進みつつあります。また住宅の再建などの努力が続けられています。
熊本では、まだ熊本地震の余震とみられる地震が時々発生しているほか、今年1月3日には熊本地方を震源とし、熊本県和水(なごみ)町で震度6弱を観測する地震も発生しました。今後も地震に対しては普段から十分な備えをしておく必要があります。

熊本地震から3年

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熊本地震では、2016年4月14日午後9時26分にM(マグニチュード)6.5の前震、4月16日午前1時25分にM7.3の本震が相次いで発生。いずれの地震でも最大震度7の非常に激しい揺れとなり、甚大な被害が発生しました。
熊本のシンボル、熊本城では大天守・小天守をはじめとする建造物や石垣などに大きな被害が発生しましたが、その後の復旧工事により、大天守には新しいしゃちほこも据え付けられ、美しい姿を取り戻しつつあります。大天守は外観の修復を終えた後、今年10月5日から一般公開が再開される予定です。
ただ、熊本城全体でみると、まだ被災したままの櫓(やぐら)や石垣などが多く、これから長期間にわたって復旧工事が行われていくことになります。

熊本の地震の状況は

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熊本県内で発生した体に感じる地震(震度1以上)の回数は、熊本地震発生直後の2016年4月に2,603回、翌5月も527回に達しました。
その後、徐々に地震の回数は減少しましたが、昨年以降、今年にかけても1か月に10~20回前後の地震が発生しています。今年1月3日には熊本地方を震源とするM(マグニチュード)5.1の地震が発生し、熊本県和水(なごみ)町で震度6弱の激しい揺れが観測されました。この地震は、震源の位置が2016年の熊本地震の活動域からはやや離れているため、熊本地震と直接的な関係はないものとみられています。

今後も普段から地震への備えを

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2016年4月からの熊本地震の一連の地震活動は減衰しつつありますが、余震とみられる地震が時々発生する状況は続いており、今年1月3日のように熊本地震とはやや離れた場所で強い揺れが発生するということもあります。
家の中の家具を固定しておく、非常持ち出し袋を用意し、3日分以上の水・食料を備蓄しておくなど、普段から地震への備えをしておくことが大切です。