メイン画像
メイン画像

きょうは次第に西高東低の気圧配置に。関東は晴れるが、午前中は曇りや霧の所がある。最高気温は、きのうより高く春らしい陽気。

関東 きょうは晴れて春らしい陽気ですが

画像A
画像A

きょう31日(日曜)は次第に西高東低の気圧配置になる見込みです。今日の関東地方は、午前中は、昨夜の雨の名残りで雲の多い所や霧のかかる所がありますが、日中は次第に晴れるでしょう。最高気温は、南関東は18度前後、北関東は16度前後で、きのう30日(土曜)より、5度から9度高くなる予想です。いずれも平年より高く、春らしい陽気でしょう。ただ、西高東低の気圧配置は、ひと月前なら「冬型」とお伝えしていました。各地、北西の風が吹いて、日中はやや強まる所が多い見込みです。舞い散る花には風情があり、川面やお堀の花筏(いかだ)も見映えがあります。が、花見の宴にお出かけの方は、コップやお皿などを飛ばされないようご注意下さい。身体の中からは温まるかと思いますが、風がある中で座り込んでいると、風冷効果で体感温度が下がります。服装は風を防ぐ素材がおすすめです。
なお、あす4月1日(月曜)は、この時期としては冷たい空気が流れ込んで、大気の状態が不安定になりそうです。各地、午前中は晴れそうですが、夕方はにわか雨がありそうです。カミナリが鳴る所もあり、山沿いでは雪になる所もあるでしょう。気温は、朝も日中も、きょうより低くなりますので、雨具と防風、防寒の用意をなさって下さい。

ソメイヨシノのルーツ

画像B
画像B

ご存知の方が多いかと思いますが、代表的な桜の一つで、気象庁が開花や満開の基準(標本木:ヒョーホンボク)にしているソメイヨシノは、北海道(主に)南部から九州にかけての広い範囲で栽培可能なことから、気象庁の観測対象になっています。また、ソメイヨシノは1本の木から接ぎ木で増やしてきたもので、いわばクローン。気候や気象条件が同じなら一斉に咲きだすのです。この木のルーツをご存知でしょうか。江戸時代、東京・染井(現豊島区)で、花弁が白色のオオシマザクラを父親に、薄紅色から白色のエドヒガンを母親にして交配され、各地に広まったものといわれています。
ソメイヨシノは花が咲き始めますが、オオシマザクラは葉が先に、エドヒガンは花が先です。ソメイヨシノのピンク色や花が先というのは、母親似なのかもしれません。