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13日は上空に寒気を伴う気圧の谷が近づきます。この寒気が、3月の記録として上位に入るようなめったいない強さで、北陸や北日本を中心に影響が出そうです。15~16日にかけては低気圧が急速に発達しながら日本付近を進む見込み。週末はふたたび春の嵐に注意です。

13~14日、強い寒気が流れ込む

あす13日(水)は上空に寒気を伴う気圧の谷が西から近づいて、日本海側を中心に大気の状態が不安定になります。上空5500メートル付近でマイナス30度以下と平年よりも強い寒気で、特に秋田ではマイナス42度以下と、3月の記録として上位に入るような、めったにない強い寒気が予想されています。北陸から北の日本海側では、標高の高い所できょう12日(火)夜から雪が降り、あす13日(水)になると平地でも積雪になる所があるでしょう。雪雲は北日本の太平洋側にも流れ込む所があり、関東北部や長野県の山沿いでも雪の降る所がありそうです。大気の状態が不安定で、カミナリを伴って降り方が強まる所もあるため、路面状況の変化や交通機関への影響に注意が必要です。14日(木)も北陸から北の日本海側では雪やふぶきとなりますが、次第におさまってくるでしょう。

15~16日、低気圧急発達で春の嵐

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15日(金)になると前線を伴う低気圧が、発達しながら日本海を東へ進む見込みです。また本州の南を別の前線が進むことから、九州から東北の広い範囲で雨が降り、標高の高い山などでは雪になる所もあるでしょう。16日(土)には、日本海から近づいてきた低気圧が、急発達しながら北海道の東へ進む恐れがあり、関東や東北で雨や風が強まって、沿岸の地域を中心に、ふたたび春の嵐になるかもしれません。北海道でも雪が降ったりやんだりで、東部を中心に降り方が強まるでしょう。春の雪は重く湿っているため、樹木や電線に着きやすく、木が倒れたり電線が切れたりすることもあります。屋根に積もった雪が塊で落ちてくると、怪我をする恐れもありますので、最新の情報を確認して十分に注意してください。17日(日)になると大陸からの移動性高気圧に覆われて、全国的に日差しが届くでしょう。