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きょう24日は、太平洋側を中心に日差したっぷり。きのうの強い風も収まり、日の温もりが感じられる一日でした。季節が移り変わる中、巷では春の香りを嗅ぎつけ、土の中からはフキノトウがひょっこりと顔を出していました。そして、天気図にもひょっこりと“あの" 顔が!

予想天気図に表現された台風2号

26日火曜日の予想天気図をみると日本のはるか南に台風2号が表現されます。2月平年の台風発生数は0.1個と1年間で最も少ない月ですが、この10年間で5度、2月に台風が発生しています。今回の台風2号がどの程度、日本付近に近づくか気になる所です。

台風2号 現在の状況と予想進路

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■現在位置・勢力:台風2号(ウーティップ)は24日午後3時現在、マリアナ諸島にあって西北西へゆっくり進んでいます。中心気圧が930hPa。中心付近の最大風速が50メートルと非常に強い勢力です。この台風は中心気圧が一時925hPaまで下がり、2月に存在していた台風としては2015年の第2号が記録した940hPaを更新する「気圧が最も低い台風」でした。
■予想進路:今後、ゆっくりとした速度で進路を北寄りにシフトする予想です。週の中ごろに動きが足踏みした後次第に西寄りに向きを変え、今週後半にはフィリピンの東に進む予想です。日本への影響の可能性は低いですが、この期間にグアムなどへ旅行を計画されている方は台風情報にご注意下さい。

今週の天気(全国)

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台風2号の影響はほぼないとみられますが、今週は、短いスパンで天気が変わり、一回で降る雨がまとまった雨量になるというのが特徴です。低気圧と高気圧が本州付近を交互に通過するためです。あす25日は関東から西の太平洋側では雨の降る所があり、一部で雨脚が強まりそうです。火曜日と水曜日は天気が回復し、日差しが戻る見込みです。2月最終日の28日は広く天気が崩れ、太平洋側を中心に空気を潤すには十分なほどの雨量になる可能性があります。その後も短いスパンで晴れと雨を繰り返します。晴れると春が感じられますが、雨が降ると気温もあまり上がらず、傘を持つ手がかじかみそうです。また、雨あがりは花粉が多く飛びますので、気温の変化や花粉飛散による体調の管理にはくれぐれもお気を付け下さい。