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今日(19日)は二十四節気の一つで春の項目の二つ目、「雨水(うすい)」。「空から降るものが雪から雨に変わり、雪が解け始めるころ」などとされています。では実際に北海道で雪が雨に変わるのはいつ頃なのか、調べてみました。

北海道での「雨水」は

2000年から2018年までの、札幌で空から降るものが雪だったか雨だったかを旬ごとに表にまとめてみました。それによると、2月下旬はまだ9割が、また3月下旬になっても7割が雪となって降ってきます。4月上旬になってようやく半分以上が雨となります。
降る雪は次第に湿りを帯び、傘が必要な雪となり雨に変わります。雨の割合が増えるのは、札幌を基準とすると札幌から南の地域である函館などではもう少し早いですが、北の地域の旭川などでは逆にもう少し遅れてしまいます。北海道での「雨水」はもう一カ月先のことのようです。

春への歩みは少しずつ

これから3月にかけて降る雪は、真冬のような寒気の吹き出しによる雪というよりも、低気圧の通過による雪が目立つようになります。時には発達した低気圧により大雪となる年もありますので、まだまだ油断はできません。
ただ、積雪のピークは多くの地点で2月下旬で、次第に積もる雪よりも解ける雪の方が多くなってきます。日差しの当たる場所では地面が顔を出し、降る雪もなごり雪、淡雪と呼ばれる儚い雪に変わります。

今後一週間は雪どけウィークに

明日(20日)は朝晩を中心に湿った雪が降りますが、その後しばらくは雪の降る日はなさそうです。気温も平年並みか平年より高く、3月下旬並みの陽気となる日もあるでしょう。暖かい風により雪解けが進みそうです。来週の今頃は街中の風景も大きく変わっている事でしょう。