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北海道では15日金曜日に8日ぶりのプラスの気温の地点が出現すると、昨日(16日)には道内の観測地点の約半分にあたる86地点でプラスの最高気温となり、記録的な寒さから解放された所が多くなりました。
しかし、道内では2月に入ってから一度もプラスの気温になっていない地点が宗谷地方の稚内など計8地点あります。稚内で2月1日から16日まで真冬日が続いたのは2001年以来18年ぶりで、一部ではまだ寒さが続いています。

朱鞠内では昨年もプラスなし

今年2月の北海道では昨日16日までの時点で、宗谷地方の稚内や稚内空港、宗谷岬、猿払村浜鬼志別、上川地方の上川や幌加内町朱鞠内、東神楽町志比内、紋別地方の遠軽町白滝の計8地点で、まだ一度もプラスの気温になっていません。
これらの地点では今日も午前11時の時点で最高気温は0度に届いておらず、この記録はさらに継続されそうです。
8地点の中で唯一の気象官署である稚内では、2月の1日から16日連続の真冬日の観測が2001年以来18年ぶりになるなど、一部では記録的な寒さが続いています。
また、幌加内町朱鞠内は、今年だけでなく昨年も2月に一度もプラスの気温になっておらず、月末まで続くと2年連続での記録となります。

今週はようやくプラスに

今週は先週と違って寒気の影響を受けにくく、火曜日頃には4月上旬並みの暖気も流れ込む見通しです。
そのため、各地で気温は平年に比べてかなり高くなり、道内の気温観測地点全てがプラスの気温となるかもしれません。これまで真冬日が続いていた地点でも、ようやくプラスの気温となりそうです。
しかし、急に気温が上がると、特に積雪の多くなっている地域を中心に屋根からの落雪やなだれが発生しやすくなります。また、街中でも積もった雪で排水溝が埋まっていると、雪解け水によって道路が冠水する恐れもあるため、十分な注意が必要になります。