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史上最強の寒気が流れ込んだ北海道。今朝(9日)9時までの最低気温は、十勝地方の陸別で氷点下31.8度を観測し、道内で今シーズン初めて氷点下30度を下回りました。最低気温-13.1度(今季最低)を観測した札幌では、外で濡れたタオルを振り回すと・・・あっという間に凍ってしまいました。

寒さの記録も次々と

北海道の上空には昨日(8日)から史上最強の寒気が流れ込みました。厳しく冷え込んだことを北海道の方言で「なまらしばれた」と言いますが、まさにそのフレーズがピッタリの寒さでした。
昨日の最低気温は、道内全地点で-10度以下を観測し、1984年以来35年ぶりの冷え込みとなりました。また、最高気温も記録的に低く、札幌では40年ぶりに-10度に届きませんでした。(-10.1度)
昨日気温が上がらなかったことに加え、今朝は放射冷却の影響もあり、さらに冷え込みが強まりました。
9時までの最低気温は十勝地方の陸別で-31.8度、釧路地方の弟子屈町川湯で-30.9度、阿寒湖畔で-30.7度、宗谷地方の枝幸町歌登で-30.3度と、道内4地点で氷点下30度を下回りました。
今朝は、道内で気温を観測しているアメダスの約6割にあたる105地点で今季一番の冷え込みになりました。
最低気温-13.1度(今季最低)を観測した札幌では、タオルも短時間で凍るほどの寒さでした。

今後の見通し

寒気のピークは過ぎつつありますが、この連休中も上空の寒気は平年より強い状態が続きます。
さっぽろ雪まつりなど、道内では冬のイベントが多く開催されていますが、お出かけの際は、万全な防寒対策が必要です。
連休明けも木曜日ごろまで厳しい寒さが続くため、体調管理にも気を付けてください。