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今週は、関東の南岸に低気圧が次々と進み、短い周期で天気が変わります。週末は、立春を過ぎたのに冬将軍の再来も。この冬以降最も強い寒気が流れ込み、真冬並みの寒さに逆戻りしそうです。

南岸低気圧、一度目は水曜日

きょう4日(月)は南風と上空の暖かい空気で、関東は気温が上昇。神奈川県横浜市や千葉県館山市などで今年初めて20度を超えるなど、4月下旬並みの陽気となった所がありました。あす5日(火)は高気圧に覆われますが、上空は冷たい空気に入れ替わって、各地の最高気温は10度から11度くらいの予想です。昼間も北風が冷たいでしょう。
あさって6日(水)になると、本州の南を低気圧や前線が進み、関東の南岸に近づく見込みです。上空の寒気はそれほど強くないため、このタイミングで降るのは、雪ではなく雨になりそうですが、最高気温は10度くらいまでしか上がらず、冷たい雨となるでしょう。低気圧が抜けた後は、本州付近は高気圧に覆われて、7日(木)には日差しが戻りそうです。ここでまた気温がグッと上がり、関東の最高気温は15度から16度くらいに。3月下旬から4月上旬の暖かさとなるでしょう。天気と気温の変動がこの数日だけでもかなり大きくなりそうです。

二度目は土曜日、立春過ぎに冬将軍も

二度目の南岸低気圧は週末です。9日(土)に関東の南に低気圧が進む予想です。今のところ、関東南部は雨の予想ですが、北部では平野部でも雪の降る所があるかもしれません。週末は三連休という方も多いと思いますが、11日(月)にかけて、関東の上空1500メートル付近には、地上で雪が降る目安となるマイナス6度以下の強い寒気が次第に流れ込みそうです。立春を過ぎて暦の上では春ですが、冬将軍の再来となり、気象学上の冬(12月から2月)においては今シーズン一番の強さになるかもしれません。南岸低気圧が抜ける10日(日)から11日(月)にかけては晴れますが、昼間も気温がかなり低く、東京都心でも5度から6度くらいまでしか上がらない予想です。昼間も真冬のような厳しい寒さに逆戻りとなるでしょう。

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上の図は、きょう4日(月)現在の関東の週間予報です。先の予報は変わることもありますので、最新の情報をご確認いただくとともに、季節の変わり目にもなりますので体調管理に気を付けましょう。気温の変化に合わせて服装を慎重に選び、こまめに手洗いやうがいをするなどして、風邪を引いたりしないようお気を付けください。