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今朝の北海道の午前9時までの最低気温は、十勝地方の陸別で氷点下24度6分まで下がりましたが、今シーズンの北海道は、これまでに氷点下30度以下の気温をまだ観測していません。
今日、2月3日は「節分」。文字通りの季節の分かれ目で、暦の上では今日までが「冬」になりますが、その「冬」の間に道内で氷点下30度の観測がなかったのは2015年以来4年ぶりのことです。

この先も-30度なし 確率64%?

今朝の北海道は東部の内陸などで冷え込みが強まり、十勝地方の陸別では氷点下24度6分まで下がりましたが、今シーズンの道内の最低気温は1月14日に上川地方の旭川市江丹別で記録した氷点下29度8分。まだ今シーズンの道内では氷点下30度以下の気温を一度も観測していません。
今日これからは上空に暖気が入り込む影響で、夜にかけては平年より気温が高めに経過する見込みです。そのため、暦の上での「冬」の間に氷点下30度以下の気温を観測することはなく、2015年以来4年ぶりの記録となりそうです。
4年前の2015年は、立春の2月4日に上川地方の幌加内町朱鞠内で氷点下30度9分まで下がり、シーズン最初の氷点下30度以下を観測しましたが、過去には氷点下30度以下の観測がなかった年もありました。
2月3日までに氷点下30度以下の観測がなかった年は、北海道内のアメダス観測網の整備が進んだ1978年以降の約40年で11年ありましたが、その内2月4日以降に氷点下30度以下を観測した年は2015年を含めて4年。その他の7年、64%の割合で、その後も氷点下30度以下がないままシーズンが終わっているのです。
今シーズンの北海道はこの先にも強い寒気の流入は予想されていますが、過去の傾向から見ると、このまま氷点下30度以下の観測がない年になる可能性は高いと言えます。
もしシーズン中に氷点下30度以下の観測がなければ、2008年~2009年の冬以来、10年ぶりのことになります。