メイン画像
メイン画像

31日、札幌管区気象台は北海道の1か月予報を発表しました。2月上旬を中心に北から強い寒気が流れ込みやすくなるため、向こう1か月の平均気温は平年より低くなるでしょう。強い寒気が流れ込むと、日本海上で大雪を降らせる背の高い雲が発生しやすくなり、日本海側では局地的な大雪となることもあります。そのため、日本海側の降水量は平年より多く、降雪量は平年並みか多く、日照時間は少ない見込みです。一方、オホーツク海側と太平洋側は、降水量と日照時間ともにほぼ平年並みでしょう。

2月2日~2月8日 大雪・ふぶき対策は万全に

2日(土)は午後を中心に晴れる所が多くなりますが、厳しい寒さとなるでしょう。3日(日)の日中も割合晴れますが、夜は函館など道南方面で雪の降り出す所がある見込みです。厳しい寒さは一時的に緩むでしょう。4日(月)は低気圧が発達しながら北海道付近を通過する影響で、広く風雪が強まり、日本海側の沿岸など猛ふぶきとなる所もあるでしょう。5日(火)は強い冬型の気圧配置となり、日本海側を中心に風雪の強い状態が続く見込みです。車で外出する際は、万が一の立ち往生に備えて、防寒具やスコップ、牽引ロープなどを忘れずに入れておきましょう。4日(月)~5日(火)は札幌中心部では今のところ大雪の心配はない見込みですが、風が強まることはありそうです。6日(水)以降は太平洋側やオホーツク海側は晴れる所がありますが、日本海側を中心に雪の降りやすい天気となります。なお、4日(月)以降は再び厳しい寒さとなるため、外出には万全の防寒対策も必要となります。

2月9日~2月15日 厳しい寒さはまだありそう

冬型の気圧配置となって日本海側を中心に雪が降る日と、気圧の谷の影響で全道的に天気が崩れる日がある見込みです。日本海側では平年と同様に曇りや雪の日が多く、オホーツク海側や太平洋側では、平年よりも晴れる日が少ないでしょう。また、気圧の谷が近づく際に流れ込む南からの暖かい空気と北からの寒気がぶつかり、北海道付近で低気圧が発達することもあるので、引き続き、大雪やふぶきには注意が必要な時期となります。気温は平年より低く、厳しい寒さとなったり、一時的に寒さが和らいだりを繰り返すでしょう。

2月16日~3月1日 寒さの和らぐ日が増えてくる

冬型の気圧配置の強さは平年と同じくらいとなる見込みです。日本海側では、平年と同様に曇りや雪の日が多く、オホーツク海側や太平洋側では晴れる日が多いでしょう。気温はほぼ平年並みとなるため、寒さの和らぐ日が多くなってきそうです。