メイン画像
メイン画像

網走地方気象台では、本日(29日)12時20分に、平年より4日早く、昨年より4日早く「流氷接岸初日」を観測しました。明日は、風が弱く、流氷の動きに大きな変化はなく、間近で流氷を見ることができそうです。

海が白い冬の使者で覆われる

今日(29日)の北海道付近は、気圧の谷の中で、気圧の傾きが大きく、北東の風が吹きやすくなったため、オホーツク海にあった流氷が一気に海岸に流れ込んできました。網走地方気象台では、12時20分に、平年より4日早く、昨年より4日早く「流氷接岸初日」を観測しました。「流氷接岸初日」とは、流氷が接岸、または定着氷と接着して沿岸水路がなくなり、船舶の航行ができなくなった最初の日のことです。なお、これまで統計開始(1959年)以来、最も早い観測は2001年1月8日で、最も遅い観測は2016年2月22日でした。

流氷の今後の動きは・・・

明日(30日)の北海道付近は、はじめ高気圧の圏内で、夜には西から寒冷前線が近づいてきます。明日は風が弱いため、流氷の動きに大きな変化はない見込みです。間近で流氷を満喫できそうです。
明後日(31日)から1日にかけては、強い冬型の気圧配置となり、日本海側を中心に雪や風が強まり、大荒れの天気となる恐れがあります。西よりの風に変わるため、流氷は海岸から離れる見込みです。