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日本海側を中心に大雪をもたらしている今回の寒気。松江では統計開始以来、上空5000メートル付近においては最も低い気温を記録しました。また、雲からも寒気の強さを伺うことができます。

強い寒気が流れ込む

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日本付近の上空には強い寒気が流れ込み、日本海側だけでなく、太平洋側の平地でもあちらこちらで雪が観測されています。きょう午後6時までには、大分と水戸、横浜、銚子から初雪の便りが届きました。関東では全ての初雪観測地点で、初雪が観測されたことになります。

寒気の強さ 松江では過去最低に

きょう午前9時の観測によると、松江の上空5000メートル付近の気温(速報値)は氷点下41.1度。これは、上空5000メートル付近の気温としては、松江での統計開始以来最も低い気温となります。なお、松江での観測が始まったのは比較的新しく、それ以前の2010年2月までは米子で観測が行われていました。ただ、この米子の記録と比較してみても、同地点の統計開始以来4位の値となり、今回の寒気の強さがうかがえます。

筋状雲は太平洋上まで

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寒気の強さのバロメーターとなる日本海上の筋状雲ですが、きょう夕方の衛星画像をみると、筋状雲が広がっています。日本海上だけで収まらず、太平洋上にも広がりをみせ、寒気の強さを物語っています。

寒気のピークは過ぎるも…

今回の強い寒気のピークは過ぎつつありますが、まだ油断はできません。あすにかけては、西日本や東日本の日本海側を中心に、引き続き大雪に注意・警戒が必要です。