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きょう6日の午前中、およそ3年ぶりに部分日食が見られます。太平洋側など晴れ間の出る所では、部分日食が見られる絶好のチャンスです。屋外での観測は寒さ対策をしっかりとしてお楽しみください。

太平洋側は晴れ間 日本海側は雪や雨

きょう6日は冬型の気圧配置で、本州付近の上空には強い寒気が流れ込む見込みです。北海道から東北の太平洋側と関東、東海、近畿、四国、九州南部は雲が多めながらも晴れの出る時間があるでしょう。一方、北海道から東北の日本海側は断続的に雪でふぶく所もありそうです。北陸も雪や雨が降ったりやんだりでしょう。山陰や九州北部も昼ごろまで雨や雪の降る所がある見込みです。また、最高気温は、関東を中心にきのうよりぐっと気温が低くなるでしょう。きのう5日、ぽかぽか陽気だった所も、真冬並みの寒さが戻ります。北海道は0度未満の真冬日になる所がほとんどでしょう。

3年ぶりに部分日食の観測のチャンス

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きょう6日の午前中、晴れ間の出る所では、部分日食が見られる絶好のチャンスです。部分日食とは月が太陽の一部を隠すもので、日本で部分日食が見られるのは2016年3月以来、ほぼ3年ぶりのことです。晴れていれば、全国で見られるものですが、きょう見ることができるのは晴れ間の出る太平洋側が中心となるでしょう。雲の多い所も、雲の隙間から見られるチャンスがありそうです。都心では午前8時43分にはじまり、最大になるのは10時06分、終わるのは11時36分です。部分日食は3時間弱続きます。

観察の注意点

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部分日食を観察する際は、太陽を肉眼で直視するのは大変危険です。専用の日食グラスなどを使って安全に観測を楽しんでください。また、朝はまだ気温が低めで、都心でも午前中は5度前後くらいの気温が続きます。屋外での観察の際は、寒さ対策をしっかりしてご覧ください。

2019年は2回楽しめる 次回は年末に

もし今回の部分日食のチャンスを逃してしまっても、今年は年末にもう一度見られるチャンスがあります。次回の部分日食は2019年12月26日。遠く離れたグアムでは金環日食になるので、こちらも注目です。