メイン画像
メイン画像

2019年は2回、日食を見る機会がある日食イヤーです。1度目は1月6日(日)で、仙台で日食が見られるのは2016年3月9日以来3年ぶりです。今回、日本では、太陽の一部分だけが月に隠される「部分日食」を見ることができます。2度目の日食は12月26日で、日本で日食が年に2回見られるのは、27年ぶりのことです。
貴重な1度目のチャンスはあさって。東北地方は、太平洋側ほど晴れ間があって観察できるでしょう。6日(日)の午前中で、見やすい時間帯にあたりますので、ぜひ家族みんなでご覧ください。

全経過が楽しめる!時間は?

画像A
画像A

日食とは、月が太陽の前を横切るために、月によって太陽の一部(または全部)が隠される現象です。今回は、太陽の一部が隠される部分日食ですが、全国で楽しむことができます。最大食は日本よりもずっと北の北極圏に近いところですから、日本では北へ行くほど大きく欠けて見え、仙台では太陽の直径の半分程度が欠けた状態になります。
今回は、現象の最初から最後まで全経過を楽しむことができます。仙台では、食の始まりが午前8時44分で、時間とともに徐々に欠けていきます。その後10時9分に食の最大を迎え、このときに太陽が最も欠けた状態で見えます。その後、だんだん太陽が元の形に戻っていき、11時42分に食の終わりを迎えますから、約3時間にわたって観察することができます。

事前に確認したいこと

冬至から2週間しか経っていないので、太陽の高度はあまり高くありません。観察場所に、太陽の光を遮るものはないかなど事前に確認しておきましょう。また、太陽の観察には危険が伴います。日食グラスを用いて安全に楽しみましょう。日食グラスを持っている方も、ひび割れや穴が開いていないかなど、事前に確認しておいてください。
仙台市天文台では、1月6日(日)の部分日食にあわせて、特別観察会が行われます。事前申し込みは不要だそうですので、ぜひ天文台の入り口前に集合して、みんなで3年ぶりとなる日食を観察しましょう。

部分日食、見れるかな??

画像C
画像C

6日(日)の午前中の天気ですが、北日本は冬型の気圧配置が続くため、東北地方は青森県・秋田県・山形県など日本海側で雲が多く、所々で雪が降りそうです。雲の間から、観察のチャンスを狙いましょう。青森県・岩手県・宮城県・福島県の太平洋側では、午前中のうちは晴れ間があって、観察できる所が多くなりそうです。道路や駐車場などでは周囲に気を付けながら、安全に、部分日食を楽しんでくださいね。