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5日(土)から6日(日)は南岸低気圧の影響で太平洋側でも雨が降り、雪になる可能性も。Uターンなど車の運転は注意を。6日は部分日食ですが、今のところ観察にはあいにくの天気となる所が多いでしょう。

冬型緩み、南岸低気圧が東進

年末年始は冬型の気圧配置が続き、日本海側は雪や雨、太平洋側は晴れの日が多くなりましたが、2019年最初の週末は太平洋側で雨や雪が降りそうです。その原因となるのが、「南岸低気圧」です。上の図は5日(土)午前9時の予想天気図で、九州の西側、東シナ海に低気圧が予想されています。この低気圧が6日(日)にかけて本州南岸を東進するでしょう。

5日(土)の天気のポイント

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5日(土)は九州で南部を中心に雨が降りだします。雨の範囲はゆっくり東へと広がるでしょう。中国、四国や近畿では、日中は日が差すこともありますが、夜は雨の降る所がありそうです。雨雲がかかるのは、今のところ主に太平洋側ですが、低気圧の進路によっては日本海側でも広く傘が必要になる可能性があります。気温が高いため、山間部でも雪ではなく雨でしょう。

6日(日)の天気のポイント

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6日(日)になると、低気圧が本州南岸を東進し、西から冬型の気圧配置へと変わります。このため、西日本の太平洋側は次第に雨がやみますが、日本海側では次第に雪雲が流れ込みやすくなり、標高の高い所を中心に雪になるでしょう。東海や関東は6日(日)に日付が替わる頃から雨雲がかかる予想で、岐阜県や甲信、関東の山沿いでは急に積雪が増える所がありそうです。Uターンで車を運転する方もいらっしゃるかと思いますが、場所によって路面の状況が刻々と変化しますので、時間には余裕を持って出発してください。なお、都心周辺など平野部でも、一時的にみぞれとなるかもしれません。ただ、雨や雪の範囲や降り方の予想にまだばらつきがありますので、tenki.jpで最新の情報を確認してください。

部分日食、見えるかな

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なお、6日(日)の午前中は、日本で3年ぶりに部分日食が見られます。南岸低気圧の影響もあり、今のところ太陽は雲に隠れてしまう所が多いですが、低気圧の動き次第では、予報が晴れに変わる可能性も十分にあります。部分日食はおよそ3時間にわたって全国各地で見られますので、曇り予想の所もまだ諦めずに、日食グラスなどの観察用のアイテムを用意しておくとよいでしょう。