メイン画像
メイン画像

年末寒波による大雪の峠は過ぎたものの、三が日も日本海側は雪。降り方の強まる所もありそうです。晴れる太平洋側も寒さが続きます。

元日 北陸を中心に不安定

元日は、日本海側は雪または雨の所が多い見込みです。中でも「山陰と近畿北部」は午前中、「北陸」は夕方以降、気圧の谷が通過するため、急に雨や雪の降り方が強まる所があるでしょう。特に北陸は大気の状態が不安定になり、カミナリを伴う所もありそうです。また、同じ気圧の谷の影響で、仙台など、東北太平洋側の平地でも、夕方から所々で雪や雨が降るでしょう。
そのほか、北海道の太平洋側や、関東から西の太平洋側は、おおむね晴れる見込みです。風が強まることもなく、穏やかな年明けを迎えられそうです。なお、「初日の出」については下のリンク「初日の出 太平洋側で見られる可能性大(木村予報士の記事)」を参考になさってください。

2日と3日 雪の範囲広がる

元日に気圧の谷が通過したあと、2日から3日にかけては冬型の気圧配置となるでしょう。平地で雪の目安となる寒気(上空1500m付近で氷点下6度以下)が本州の南岸まで流れ込みます。
日本海側では、山陰の平地にかけても広く雪が降るでしょう。28日頃のような大荒れの天気にはなりませんが、雪の降り方が強まったり、ふぶいて見通しの悪くなる所もありそうです。Uターンラッシュと重なることもあり、交通への影響が心配されます。気象情報、交通情報を十分に確認したうえ、時間に余裕を持って行動すると良さそうです。
太平洋側は大体晴れるでしょう。ただ、日中も空気は冷たいままで、最高気温は関東から西の平地も10度くらいの予想です。さらに、北よりの風が強めに吹きますので、寒さ対策を万全にしましょう。寒いうえに、空気がカラカラの状態が続きます。風邪やインフルエンザにかからないよう、こまめな手洗いやうがいを心掛けましょう。