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ここ数日、日本海側は雪が降り続き、山沿いを中心に一気に積雪が増えています。31日も新潟県や東北から北海道の日本海側は、午前中を中心に更に雪が降り積もりそうです。

ここ数日で一気に積雪増

年末寒波以前にすでに積雪が多かった北海道や東北の山沿いだけでなく、ここ数日で新潟県付近(群馬県の山沿いや福島県の会津地方を含む)も大雪となり、一気に積雪が増えました。冒頭の図は、27日午後5時と30日午後5時の積雪を比べたものです。これを見ると、この3日間で福島県桧枝岐村や新潟県津南町、群馬県みなかみ町藤原は、積雪が100センチ以上増えています。青森県八甲田山系の酸ヶ湯は30日午後5時の時点で240センチと、全国で一番積もっています。また、太平洋側でも大雪になった所があり、福島市はきょう30日、最深積雪が42センチとなり、1901年の統計開始以来、12月としては最も積もったことになります(タイ記録)。※福島県桧枝岐村は午後6時現在、機器障害で積雪深計を点検しているため、30日午後1時の積雪としています。

もっと増える所も

31日大晦日は、上空の強い寒気が徐々に北上します。西日本で雪の降る所も朝まででしょう。北陸の雪も日中は次第に降り方が弱くなってきます。群馬県の山沿いの雪は昼過ぎには止むでしょう。ただ、これまでの大雪で積雪が多くなっていますので、雪崩や屋根から落ちる雪に注意してください。新潟県は30日夜、上越や中越の山沿い(妙高市や魚沼市など)で降り方が強まります(長野県北部の山沿いも含む)。31日の日中は全体的には雪の降り方は弱まりますが、夜は再び魚沼市付近で雪が強まることがあるかもしれません。東北から北海道の日本海側は雪の続く所が多いでしょう。季節風も強く、ふぶく所もありそうです。ここ数日ほどの強い降り方ではなさそうですが、午前中を中心に雪が積もりそうです。特に朝までは、青森県弘前市、秋田県北秋田市や湯沢市、山形県小国町、福島県只見町や金山町などで、雪の降り方が強まる可能性があります。そこまで降り方が強まらない所でも、東北や北陸は最低気温が氷点下の予想ですので、路面が凍結しそうです。車の運転や歩く際、足元に十分お気をつけください。