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今年もついにインフルエンザが流行シーズンに入りました。この先の寒さや空気の乾燥が気になるところです。最新の1か月予報をもとに年始にかけての天気や気温の傾向をまとめました。

例年並みの流行入り

きょう14日(金)、厚生労働省は今年もインフルエンザが流行シーズンに入ったと発表しました。第49週(12月3日~9日)のインフルエンザの定点当たり報告数が1.70(定点数/全国に約 5,000ヶ所、報告数/8,438)と、流行開始の目安である1.00 を上回ったとのことです。例年並みの時期の流行入りです。今年は記録的に暖かい秋を経て、12月に入っても寒気が長続きせず、日ごとに寒暖差が大きくなりましたが、先週末からは真冬並みの強烈な寒波が襲来し、全国的に寒さが厳しくなりました。

この先の寒さは

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きのう13日(木)発表の最新の1か月予報によると、来週にかけては全国的に気温が高めで経過する見込みです。下旬になると冬型の気圧配置が強まりやすく、年の瀬らしい寒さとなる所が多いでしょう。北日本の気温は平年より低く、寒さがいっそう厳しくなりそうです。さらに年が明けて1月上旬も冬型の気圧配置となる日が多く、気温は平年並みか低い所が多いでしょう。挨拶まわりや忘年会、新年会などで、人の多い所へ出向く機会が増える時期です。インフルエンザにならないよう、こまめに手を洗うなどの予防を徹底しましょう。また、感染を広げないよう、咳などの症状が見られるときはマスクをする、体調が優れないときは無理をしない、といったことも大切です。

乾燥にも要注意

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インフルエンザの流行中は湿度の変化にも気を配りましょう。空気が乾燥すると、粘膜の機能が低下して、インフルエンザにかかりやすくなってしまいます。冬型の気圧配置となる日は、晴れる太平洋側では乾いた季節風が吹いて空気がカラカラに乾きますし、雪や雨が降る日本海側も、暖房器具を使うことで室内の湿度が低下します。湿度計を用意して、湿度を50~60%くらいに保つとよいでしょう。