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世界気象機関(WMO)は27日、エルニーニョに関する見解を発表。2019年2月までに75%から80%の確率でエルニーニョ現象が発生する可能性があるとのことです。

約75~80%の確率で発生の可能性

世界気象機関(WMO)は27日、エルニーニョに関する見解を発表。東部太平洋の海面水温は2018年10月以降、エルニーニョ発生に必要な基準値をやや上回ったものの、大気現象としてはエルニーニョに特徴的な現象は起こっていないとのことです。しかし、モデル予測によると、これが1~2か月以内に変化し、2018年12月から2019年2月までに約75%から80%の確率で弱いエルニーニョが発生する可能性があるとのことで、今後、世界の大気現象に何らかの影響を及ぼすことが懸念されます。

エルニーニョ現象とは

エルニーニョ現象とは、南米ペルー沖の海面水温が平年より高い状態になり、それが一年程度続く現象を言います。このエルニーニョ現象は世界中で異常な天候をもたらします。日本付近では、夏季に太平洋高気圧が北に張り出しにくくなり、気温が低く、日照時間が少なくなる傾向にあるため、冷夏をもたらします。また冬季は西高東低の冬型の気圧配置が弱まり、気温が高くなる傾向にあり、暖冬になる傾向があります。