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昨日(22日)の北海道付近は、冬型の気圧配置に変わり、上空には真冬並みの強い寒気が入りました。日本海側を中心に断続的に雪が降り、今日(23日)13時までの24時間降雪量は、後志地方の喜茂別で36cmと大雪となりました。札幌でも24時間降雪量が11cmと、昨日の夕方からは雪が積もり、街一面が白くなりました。そのため、昨夜21時頃から札幌の冬の風物詩、ササラ電車(路面電車の除雪車両)が今シーズン初めて出動しました。

ササラ電車とは?

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積もった雪をそのままにしておくと圧雪状態になり、路面電車のレールを埋めてしまうため、走れなくなってしまいます。そこで、毎年札幌で路面が積雪状態となるとササラ電車が出動します。ササラ電車とは、雪が線路の邪魔にならないよう、車両の前後に取り付けられた竹のササラを利用した除雪装置で、雪を掃き飛ばす電車のことです。札幌の冬を彩る風景の一つといえるでしょう。冬期は毎朝4時に出動していますが、昨日は夕方以降に雪が降り続く予想となったため、夜間の出動となりました。

今後の雪の見通し

今日これからの北海道付近は、冬型の気圧配置が続き、日本海側を中心に雪が降りやすいでしょう。宗谷や上川地方など北部の地域では今夜にかけて降り方の強まる時間があり、さらに積雪の増える可能性があります。引き続き強い風を伴い、ふぶく恐れもありますので、見通しの悪さなどには注意して下さい。明日は冬型の気圧配置は緩みますが、日本海側では局地的にまとまった量の雪が降る見込みです。引き続き路面凍結など路面状況の変化には十分にお気をつけください。