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22日(木)から23日(金)にかけて、日本付近は冬型の気圧配置になり、上空には真冬並みの強い寒気が流れ込んできます。本州の平地でも初雪や積雪の便りが届き、東京で木枯らし一号が吹くかも?

真冬並みの強い寒気、本州で雪も

20日(火)未明、北海道札幌市でみぞれが降り、初雪の観測となりました。1876年の統計開始以来、1890年と並んで最も遅い観測でした。今週後半の22日(木)から23日(金)にかけては、上空にさらに強い寒気が流れ込みます。
平地でも雪が降る目安となる寒気は、上空1500メートル付近でマイナス6度以下とされています。22日(木)から23日(金)にかけては、北海道や東北、北陸の上空1500メートル付近にマイナス6度以下の寒気が流れ込んできます。北海道や東北北部の平地でも積雪になったり、東北南部や北陸でもみぞれになる可能性があります。路面状況の変化には十分にご注意ください。また関東の上空1500メートル付近には、マイナス3度近い真冬並みの寒気が流れ込む予想です。今週末は、晴れても気温があまり上がらず、朝晩の冷え込みも強まるでしょう。

木枯らし一号も、吹くかな?

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22日(木)から23日(金)にかけて、日本付近は西高東低の冬型の気圧配置となる見込みです。23日(金)午前9時の予想天気図を見ると、列島には等圧線が縦じまにかかっていて、北日本から東日本でその間隔が狭くなっています。等圧線の間隔が狭いと、風が強まる傾向にあり、このタイミングで、東京で木枯らし一号が吹く可能性が出てきています。23日(金)は祝日で、行楽の予定を立てている方もいらっしゃると思いますが、風が強まって気温も低く、晴れても体感温度がかなり低くなりますので、暖かい冬のコートでお出かけした方が良いでしょう。

冷え込みと空気乾燥、体調管理に注意

これからの季節の「西高東低の冬型の気圧配置」の特徴は、日本海側では「曇りや雨で、カミナリも」、太平洋側では「晴れて空気が乾燥」です。特に関東など太平洋側では、晴れて風の弱い朝は放射冷却が強まって気温がグッと下がりますし、日中は空気が乾燥して体調を崩しやすくなります。今年も残すところあと1か月余り。ちょっと気が早いかもしれませんが、平成最後の年末年始を笑顔で過ごすためにも、寒さと乾燥で体調を崩さないように、十分お気をつけください。