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きょう16日(金)夜は月と火星が大接近。秋のひとつ星「フォーマルハウト」も輝きます。また、18日(日)朝には、しし座流星群が極大を迎えます。気になるお天気は?

寄り添う月と火星 秋のひとつ星も

きょう16日(金)の夜は、南から南西の空で、月と火星がかなり接近します。月は、半月よりも少しだけ丸みを帯びた月で、すぐ右側に火星が見えます。火星は地球大接近から3か月以上が経ちましたが、まだマイナス等級を保っており、見つけやすいでしょう。また、月の下には秋の星座で、ただひとつの1等星である「フォーマルハウト」が輝きます。

今夜の天気は?

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今夜は高気圧の中心が本州の東へ移動するため、湿った空気が流れ込みやすくなります。九州は日中からすでに雨の降っている所があり、今夜は広い範囲で雨が降るでしょう。星空観察にはあいにくの天気です。中国、四国も曇りや雨の所が多いですが、山陰は雲に切れ間があって、見られる所もあるでしょう。近畿から関東、北陸も日中に比べると雲が広がりやすくなりますが、雲のすき間からチラッと見られる可能性があります。帰宅時に夜空を見上げてみてください。東北や北海道は寒冷前線の通過に伴い、日本海側で雨が降るでしょう。東北の太平洋側では一部、チャンスがありそうです。

しし座流星群 日曜の夜明け前が見頃

また、すでに「しし座流星群」の活動期間に入っており、18日(日)の午前8時頃に極大を迎えます。18日(日)に日付が替わる頃から夜明け前までが見頃で、月明かりがなく、条件はよいでしょう。見られる流星の数は1時間に5個程度と少ないですが、毎年のように明るい火球が見られるそうです。

土日の天気は?

あす17日(土)は、本州の南を通る低気圧や寒気の影響で、全国的に雲の多い天気です。ただ、雨や雪は午前中が中心で、天気はゆっくり回復に向かう所が多いでしょう。17日(土)の夜から18日(日)明け方にかけて、九州から近畿は日本海側で時々雲が広がるものの、晴れる所が多い見込みです。少し早起きして夜空をじっくり眺めてみるとよさそうです。東海や関東、北陸は雲が広がりやすく、観察しにくいでしょう。東北や北海道は、日本海側は曇りや雨、または雪ですが、太平洋側は晴れる時間がありそうです。週末は寒気が流れ込むうえに、夜明け前は一日で最も気温が下がる時間帯です。寒さ対策を万全にしましょう。なお、予報が変わる可能性がありますので、今のところあいにくの天気の地方も、tenki.jpで最新の天気予報を確認してくださいね。