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11月に入ってからも、全国的に気温が高く、季節が進んでいる実感がないという方もいらっしゃるかと思います。あす7日は、二十四節気の立冬。早いもので暦の上では冬を迎えるわけですが、この先もしばらくは高温傾向で、冬を実感するのはまだまだ先といえそうです。

遅れる冬の便り

11月に入ってからも、全国的に気温が高く、季節が進んでいる実感がないという方もいらっしゃるかと思います。今シーズン全国の気象台で観測された冬の便りは9月20日の旭川地方気象台が観測した旭岳の初冠雪。それからきょう11月6日までに観測された最初の冬モノ(初冠雪、初霜、初氷)を調べてみると、多くが平年より大幅に遅れています。平年より早かったものを「青」、平年より遅かったものを「赤」で表示すると、赤が非常に目立ちます。しかもその多くが、5日以上も遅れている状況です。これは上空の寒気の影響が今年は長続きせず、南からの暖かな空気が北日本にまで及んでいたためです。

向こう一週間も高温続く 夏日も

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あす7日は、二十四節気の立冬。早いもので暦の上では冬を迎えるわけですが、この先もしばらくは気温の高い状態が続きます。
各主要都市の向こう一週間の最高気温を見ると、東海から西では10月並みの気温が並びます。関東から北でも週末は土曜日をピークに上昇傾向で、東京都心は土曜日に23度の予想です。関東甲信や近畿の内陸部では最高気温25度以上の夏日になる所もあり、冬を実感するのはまだまだ先といえそうです。

荒れる金曜日

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気温が高いのが今週のポイントですが、天気でポイントとなるのが9日金曜日です。低気圧が発達しながら日本海に進んできて、低気圧から延びる寒冷前線が日本列島を通過する予想です。このため、金曜日は全国的に雨が降り、北日本の日本海側を中心に荒れた天気になる恐れがあります。低気圧の動き次第では土曜日にも影響が残る可能性があります。低気圧の動向にご注意ください。