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ようやく秋が深まったのに、今週はひと月前の気温に逆戻り。関東以西では朝も寒さはなく、日中は半袖で過ごせる所もあるでしょう。

季節は足踏み

先週はこの時期としては冷たい空気が流れ込み、季節が一気に進みました。北海道や東北の山には雪が降り積もり、関東から西でも朝晩はグッと冷えました。11月に入り、このまま冬へと近づくのかと思いきや、今週は季節が足踏みします。すでに日本付近には、この時期としては暖かい空気が流れ込んでおり、きょう5日(月)の朝は冷え込みの緩んだ所が多くなりました。日中も東北南部や関東から九州では気温が20度を超えた所が多く、25度近くまで上がった所も。日差しの下では汗ばむくらいでした。

先週から一転して高温週間に

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今週は「ひと月前くらいの気温が続く」というのがポイントです。週間予報を見ると、曇りや雨の日も含めて11月とは思えない気温の高さが目立ちます。平年の最高気温は、札幌で10度くらい、仙台で15度くらい、東京や名古屋、大阪、広島、福岡で18度~19度くらいですが、今週は東北や北陸でも20度以上の日があり、関東から中国・四国は25度に迫る所も。九州は25度以上の夏日になる所があるでしょう。全国的にみても10月上旬から中旬並みと、ひと月近く季節を巻き戻したかのような気温になりそうです。

寒くない朝

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また、朝の冷え込みも弱いでしょう。この時期の最低気温は北海道や東北では5度以下と、霜が降りたり氷が張ったりするくらい冷える所が多いですが、東北では今週、5度以下となるのは内陸部だけで、氷点下まで下がる所もほとんどないでしょう。関東から九州では10度を下回る所は少なく、15度以上の所もありそうです。先週に着た上着だと、通勤時にじんわり汗をかいてしまうかもしれません。

いつまで寒くない?

高温のピークは今週後半ですが、来週も急に季節が進むことはなさそうです。きょう5日(月)は九州北部から北海道にかけての広い範囲に「異常天候早期警戒情報」が発表されました。来週も平年より気温の高い状態が続く可能性があります。