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ようやく秋が深まってきたかと思いきや、季節は逆戻り。来週はひと月前の気温になり、関東以西では25度前後まで気温が上がって、半袖で過ごせるくらいの所もありそうです。

今週は冬へと近づいた一週間

今週は全国的に秋がグッと深まりました。山では雪になるような寒気が北海道から北陸を覆い、北国の山ではあちらこちらで雪化粧して、峠道でも雪が積もりました。関東甲信から九州には11月下旬から12月並みの冷たい空気が流れ込み、甲府や長野などでは初霜を観測。東京や名古屋、大阪など関東以西の都市部でも朝は気温が10度くらいまで下がって、秋らしくなりました。

来週はひと月分、季節逆戻り

ただ、この寒気はすでに日本から離れつつあります。かわって週末からは、この時期としては暖かい空気が流れ込むでしょう。特に来週の6日(火)から7日(水)頃は10月上旬並みの空気に包まれる所もありそうです。

11月なのに夏日?

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上のグラフは東京都心の最高気温・最低気温の推移です(3日以降は予想気温)。ここ数日は、ようやくこの時期らしく朝晩冷えるようになり、最高気温も20度に届かない日が出てきました。一方で来週は気温が再び上昇し、8日(木)には24度まで上がる可能性があります。全国的にみますと、6日(火)と7日(水)が高温のピークで、最高気温は関東から中国、四国にかけての広い範囲で23度前後と、夏日一歩手前まで気温が上がる可能性があります。九州では25度以上の夏日となる所もあるでしょう。今のところ曇りや雨の所が多い予想ですが、日中に日差しが少なくても、それほど肌寒さはなさそうです。晴れ間があれば、半袖で過ごせるかもしれません。

北海道でも氷点下ゼロに?

また、朝も気温はあまり下がらないでしょう。6日(火)頃からは北海道でも氷点下の冷え込みとはならず、最低気温が5度以下の地点すらかなり減りそうです。東北や関東から西では、10度を下回るのは内陸部のごく一部に限られるでしょう。7日(水)は二十四節気の「立冬」ですが、来週は「寒くない朝」となって、今週、使い始めた暖房器具もあまり使う機会はなさそうです。