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きょうも続々と冬の便りが届きました。東北地方では宮城県と山形県の山で初冠雪の発表がありました。また、青森県の酸ヶ湯ではあっという間に積雪が増えて、最も積もったときには18センチを観測しました。酸ヶ湯温泉旅館の方によると、さっそく玄関前は重機による除雪作業に追われているようです。

続々初冠雪 山岳道路は通行止め

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平年より遅れていた初冠雪ですが、東北地方も続々と冬の便りが届いています。きょう1日(木)は、宮城県の蔵王山で平年より8日遅く昨年より8日遅い、山形県では、瀧山で平年より2日遅く昨年より1日遅い、月山で平年より14日遅く昨年より27日遅い、朝日岳で平年より10日遅く昨年より8日遅い、雁戸山では平年より3日遅く昨年より1日遅い初冠雪となりました。
これで、標高1300メートル以上の東北の山では、初冠雪が一気に観測されたことになります。岩手県と秋田県を横断する八幡平アスピーテラインや、宮城県と山形を横断する蔵王エコーラインなど、東北の山岳道路は、積雪のため終日通行止めとなっています。

酸ヶ湯は18センチも積もった!

青森県の酸ヶ湯では、30日(火)夜に今シーズン全国で初めて1センチ以上の積雪を観測しましたが、みるみる積雪が増えて、きょう1日(木)、最も積もった午前1時には18センチを観測しました。午後2時には9センチとなりましたが、標高の高いところではこのあとも路面の凍結に注意が必要です。

紅葉は山から平地へ

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きのう31日(水)、宮城県仙台市上空では雨上がりにしぐれ虹が見られましたが、あす2日(金)から週末にかけては、東北地方も移動性高気圧に覆われて広い範囲で晴れるでしょう。朝は寒気と放射冷却の影響で、5度6度くらいまで冷え込むところが多くなりそうです。山沿いなどでは氷点下となる可能性もあります。日中は気温が上がって15度を超えるところが多いでしょう。週末に向けて暖かくなって、特に4日(日)は20度くらいまで上がるところが多く、絶好の紅葉狩り日和、行楽日和となりそうです。
東北地方では、平地の紅葉もきれいに色づいてきています。宮城県の松島町では、色づき始めた紅葉が明かりに照らされて、池の水面に鏡のように映り、息をのむほどの美しさとなっていました。風のない日は特に、平らな水面に景色が逆さまに映って本当の鏡のようです。朝晩の気温差に対応した服装で、ぜひ幻想的な紅葉の世界にお出かけください。