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強い台風26号は、30日朝にフィリピンに上陸。あす31日には南シナ海で次第に進路を北よりに変える見込みです。また来月にかけて台風として存在すれば、今年最も長生きの台風となりそうです。

南シナ海で向きを北よりに

今月22日午前3時にマーシャル諸島で発生した台風26号は、きょう30日朝、フィリピンに上陸しました。あす31日には南シナ海に進み、進路を徐々に北よりに変える見込みです。南西諸島ではこの台風の影響でうねりが続いて、海はしけています。あす31日にかけてもうねりを伴った高波に注意が必要です。

今年最も寿命が長い台風に

台風26号が発生してからきょう30日午前3時で丸8日が経ちました。今年は、寿命が10日を超えている台風はまだありません。現在、4日午前9時までは台風として存在する予想ですので、寿命が13日6時間だとすると、今年発生した台風で最も寿命が長く、統計開始の1951年以降でも30位以内に入るほどの長寿台風になりそうです。ちなみに統計開始以来、これまで最も寿命が長かった台風は1986年の台風14号で、19.25日(うち1.5日は熱帯低気圧)です。次いで昨年2017年の台風5号で19日間です。