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台風26号は急発達して、25日9時現在も中心気圧は905ヘクトパスカル。24時間で、中心気圧が60ヘクトパスカル以上も下がったのは、確定値をさかのぼると、4年ぶりです。

たった1日で 中心気圧が急降下

マリアナ諸島を西よりに進んでいる台風26号。23日から24日は、急激に発達しました。23日18時の中心気圧は「965」ヘクトパスカルでしたが、24日18時の中心気圧は「905」ヘクトパスカルと、24時間で「60」ヘクトパスカルも下がりました。24時間で60ヘクトパスカル以上下がった台風について、確定値が残っている2018年21号までを調べると、2014年19号が、10月8日3時までの24時間に65ヘクトパスカル下がった時以来ですので、4年ぶりのことです。(台風は、速報値が後日見直され、事後解析により確定値が発表されます。)

勢力も みるみる ランクアップ

中心気圧が下がったことで、風も強まり、23日18時には「強い」勢力だったのが、24日3時には「非常に強い」勢力にランクアップ。24日15時には、一番上の「猛烈な」台風に発達しました。25日9時現在も、中心付近の最大風速は60m/s、最大瞬間風速は85m/sで、「猛烈な」勢力を維持したままです。

「猛烈な」勢力をキープして 西へ

台風26号は、この後、27日頃までは、勢力をあまり衰えないまま西よりに進み、週末~週明け頃には、フィリピンの東へ進む予想です。30日の予報円は、まだ大きく、進路が定まりませんが、予報円の北側を通れば、先島諸島などでは、うねりを伴って波が高くなったり、風が強まる恐れもあります。今後の台風情報に、十分ご注意下さい。