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今日(21日)の北海道は全道的に晴れており、朝にかけて放射冷却の影響で内陸を中心に気温が下がりました。午前9時までの最低気温は釧路地方の標茶で氷点下2.4度など、道内44の地点で氷点下となっています。
今日から10月も下旬に入りますが、最近3年間では10月下旬以降に、道内で氷点下の地点が0となった日は一度もなく、これからの北海道は氷点下の冷え込みが当たり前になってきます。

平年で氷点下の地点も

10月下旬ともなると、北海道では場所によって氷点下にならないことの方が珍しい、という地点が出てきます。
例えば、今朝の道内最低気温を観測した釧路地方の標茶では、10月25日から平年の最低気温が0度を下回ります。
平年より冷え込みが弱まらない限り、春まで毎日氷点下の朝を迎えることになります。
そのため、北海道全体で氷点下となる地点が一つも現れない、という日はこの時期から非常に珍しく、昨年(2017年)は10月13日以降、年末まで毎日どこかが氷点下の冷え込みとなっていました。
また、その前の2015年、2016年も10月下旬以降は道内の最低気温は毎日氷点下となっており、昨年で3年連続となりました。

今年は久々に弱い冷え込みに

しかし、今年はまだ氷点下の冷え込みにならない日が現れそうです。
この先一週間ほどは上空の空気は平年よりも暖かい状態が続くため、気温は高めに経過しやすくなります。
晴れる日は放射冷却もあって平年並みの冷え込みとなりますが、天気が広く崩れると冷え込みはかなり弱くなり、水曜日(24日)頃や週末など、氷点下の地点が出ない日もありそうです。
平年だと、明日(22日)には稚内で、明後日(23日)には旭川で初雪の日を迎え、そろそろ平地でも冬支度が必要な時期に入ります。
気温が高く、季節が足踏みしているうちに冬への準備はなるべく進めておいた方が良さそうです。