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冬の到来を告げる「木枯らし1号」。最も早い記録は、東京は1988年の10月13日、大阪(近畿地方として発表)は1981年と1993年の10月23日です。

東京の最早記録10月13日

木枯らし1号の早い記録は東京は1988年の10月13日、大阪(近畿地方として発表)は1981年と1993年の10月23日です。(但し、発表がなかった年もあります。)

木枯らし1号とは

晩秋から初冬にかけて吹く、強く冷たい風を木枯らしと呼びます。特徴は西高東低の冬型の気圧配置になることです。定義は、東京は10月半ばから11月末にかけてで、風向は西北西から北、最大風速はおおむね8メートル以上。大阪はおおむね霜降から冬至で、風向は西北西から東北東、最大風速8メートル以上で、大阪、神戸、京都、舞鶴、彦根、和歌山、奈良のうち3地点以上で観測した場合です。

発表は東京と大阪だけ

木枯らし1号を発表しているのは、全国で東京と大阪だけです。東京と大阪は定義に合う風が吹きやすく、人口が多いため、そこに住む人々の話題になりやすいのが大きな理由です。また、日本海側の地方は、木枯らしが吹く冬型の気圧配置になると、風が強いだけでなく雨や雪が降り、かなり荒れた天気となります。木の葉は雨に濡れ、枯れ葉が舞う状況ではない、木枯らしという言葉に当てはまらない状況になります。