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福岡市は秋を告げる花、キンモクセイの甘い香りが先週ごろから漂い始めました。きょう(9日)は青空の下、オレンジ色の小さな花をつけたキンモクセイが鮮やかに見えました。あす(10日)の福岡市は曇りで時々雨が降りますが、キンモクセイの花を散らしてしまうほどの雨にはならないでしょう。

キンモクセイ 名前の由来

秋を告げる花、キンモクセイは中国原産の樹木で、庭や公園などに植えられており、オレンジ色の小さい花を咲かせます。樹皮の様子が動物の犀(サイ)の皮膚に似ており、金色の花を咲かせる木であることから、「金木犀(キンモクセイ)」と名付けられたと言われています。
キンモクセイは、福岡は早い年で9月下旬ごろから、遅い年は10月下旬ごろから咲き始めますが、今年は例年と同じくらいで10月上旬から本格的に咲き始め、香りが漂うようになってきました。キンモクセイの香りは、湿度が高くなる夜や雨の前後に強くなるという特徴があります。

福岡 キンモクセイの香り 今週末くらいまで楽しめる

キンモクセイは、雨や風があたるとあっけなく散ってしまうはかない花です。あす(10日)は九州北部に寒冷前線が近づいてくるため、福岡は曇りで時々雨が降りますが、雨量は少ない見込みです。咲き始めのキンモクセイはあす(10日)の雨では散ってしまうことはなく、影響は小さくて済みそうです。あさって(11日)以降はしばらくまとまった雨はなく、強い風も吹かないので、福岡市では今週末くらいまでキンモクセイの香りを十分に楽しむことができるでしょう。