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今日(7日)の北海道は台風25号から変わった温帯低気圧の影響で雨や風が強まりました。
午後3時までの道内では、日降水量が最も多い胆振地方の登別市カルルスで108.0ミリ、最大瞬間風速はえりも岬で32.4メートルを記録しています。
雨や風のピークは過ぎたと見られますが、10月としては1位の降水量を記録した所もあり、土砂災害や河川の増水などには今後も注意が必要です。

紋別は「月降水」が既に史上4位に

今日の北海道は台風25号から変わった温帯低気圧が前線を伴って接近、通過した影響で雨や風が強まり、午後3時までの日降水量は胆振地方の登別市カルルスで108.0ミリなど、100ミリを超える大雨となった所もありました。
また、10月としては記録的な雨となった所もあり、宗谷地方の利尻空港(49.5ミリ)、上川地方の幌加内町朱鞠内(61.0ミリ)や名寄市西風連(45.5ミリ)、空知地方の雨竜(42.0ミリ)では10月1位の日降水量を記録しています。
紋別地方の紋別でも77.0ミリと10月3位の日降水量となりましたが、紋別では10月1日に台風24号の影響で10月4位(当時)の72.0ミリの雨が降るなど、今月に入って記録的な雨量が続いています。
今日午後3時までの月降水量が174.5ミリとなり、10月に入ってから一週間も経たないうちに、1956年からの統計史上10月としては4番目に多い量となっています。

明日は晴れ間戻るが

今夜は雨のピークは過ぎたものの、オホーツク海側を中心に弱い雨の降りやすい状態が続きます。これまでの雨の量が多くなった地域では、引き続き河川の増水や土砂災害に注意が必要です。
明日(8日)は、サハリン方面を進む低気圧の影響で道北の一部で雨が降りますが、南からは高気圧が張り出すため、晴れ間の戻る所が多くなります。
しかし、10月としては記録的な雨となっている所もあり、雨が弱まったりやんだ後でも増水した河川や地盤の緩んだ斜面が残る恐れがあります。天気が回復してきた後も、引き続き危険な場所には近づかないように心がけて下さい。