台風25号 荒天と暑さをもたらす

2018/10/06 08:39

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今朝、大型で強い台風25号が九州北部に接近。今後、日本海へ進む見込み。広い範囲で南風が強まり、荒れた天気に。また、この南風の影響で、夏の暑さが戻る。 荒天 きょうは西・東日本 あすは北日本 大型で強い台風25号は、きょう午前7時現在、長崎県対馬市の西にあり、北北東へ進んでいます。 きょう6日、「風速25メートル以上の暴風」に警戒が必要な地域は、「九州北部・中国地方・北陸」です。 九州北部は「昼過ぎにかけて」要警戒。海上では最大風速30メートルと猛烈な風が吹き、陸上も最大風速25メートルと、標識が傾いたり、屋根瓦などが飛ばされるほどの暴風が吹き荒れます。 山陰は「昼過ぎから深夜」、北陸は「夜のはじめ頃から日付のかわる頃」、海上で暴風が吹き、陸地でも最大風速20メートルくらいと、立っているのが大変なほどの非常に強い風が吹く恐れがあります。 また、台風は「大型」なので、広い範囲で強い風が吹きます。九州から関東にかけて、台風から比較的離れた太平洋側も、風が強まるでしょう。車を運転する方、高速道路や橋の上では、特に横風に流される感覚が強くなりますので、いつも以上に慎重な運転を心がけてください。また、一部、電車など公共の交通機関に影響が出ることも考えられますので、目的地までの交通情報を十分確認のうえ、時間に余裕を持つと良さそうです。 また、南から流れ込む湿った空気の影響で、西日本の太平洋側を中心に所々で雨雲が発達します。特に「四国」では、この数日、前線の影響で大雨となっているうえに、局地的に非常に激しい雨が降る恐れがあり、土砂災害にいっそうの警戒が必要です。 あす7日は、荒天のエリアが北日本へ移ります。東北、北海道ともに、午前をピークに風や雨が強まりそうです。日本海側を中心に、立っているのも大変なほどの非常に強い風の吹く所があるでしょう。また、前線の影響も加わるため、広い範囲に発達した雨雲がかかり、激しく降る所もあります。特に、北海道では、地震の影響で脆くなっている崖があり、たとえ雨が激しく降らなくても、土砂災害に注意が必要です。 暑さにも気を付けて 強まる南風が、夏の名残の空気を運んできます。きょう日中の気温は、九州から近畿にかけての日本海側を中心に30度以上の所が多く、北陸も広く30度を超える見込みです。あすは、東海や関東を中心に30度を超える所が多くなるでしょう。35度を超えるような猛烈な暑さではありませんが、それでも、熱中症に注意が必要です。

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