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台風24号はあす1日にかけ、次第にスピードを上げて本州を北上する見込み。急激に大荒れの天気になるため、暴風や大雨、高潮に厳重に警戒してください。

次第に速度アップ 本州を駆け抜ける

台風24号は非常に強い勢力のまま、四国から紀伊半島にまもなく上陸する見込みです。台風本体の雨雲は四国や近畿にかかり、東海地方にもかかり始めています。台風は30日午後5時現在は時速45キロの速さですが、次第に速度を速めるでしょう。あすの午前3時には時速70キロ、その後時速95キロと、高速道路を走る自動車並みのスピードで本州を駆け抜ける見込みです。

東日本から北日本 急激に大荒れ

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台風本体の雨雲がかかっている四国地方を中心に浸水害や土砂災害、洪水の危険が高まっている所があります。近畿や東海、関東、東北でも今夜からあす1日にかけて滝のような雨や猛烈な雨の降る所があるでしょう。あす午後6時までの24時間に予想される雨量は、いずれも多い所で、近畿や東海、関東甲信地方では300ミリの雨が予想されています。これまで前線による雨が降っていた所でもさらに雨量が増える恐れがあります。大雨による土砂災害、低地の浸水や河川の増水、氾濫に厳重に警戒してください。

記録的な暴風の恐れも

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また台風の進行方向の右側にあたる紀伊半島から東日本の太平洋側では記録的な暴風となる恐れがあります。四国や近畿では瞬間的には60メートルと走行中のトラックが横転したり、電柱や街灯などが倒れてしまったりするほどの暴風が吹き荒れる見込みです。関東甲信でも瞬間的に50メートルの風が吹く恐れがあります。台風からまだ離れているからといって油断は禁物です。あす1日にかけて急激に大荒れの天気となる所がありますので、厳重に警戒をしてください。

1959年伊勢湾台風に匹敵 高潮の恐れも

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西日本から北日本では高潮に厳重な警戒が必要です。特に東海地方では最高潮位4.1メートルが予想され、1959年の伊勢湾台風に匹敵するほどの記録的な高潮になる恐れがあります。海岸近くでは波が海岸の堤防を越えて、浸水することもあります。海岸付近や河口付近には絶対に近づかないようにしてください。