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きょう(24日)は旧暦の8月15日。今宵の月は「中秋の名月」です。さらにあす(25日)は満月。気になるお天気は?二夜連続で美しい月を愛でられる?

今宵、中秋の名月

きょう(24日)は「中秋の名月」。旧暦の8月15日です。「月の満ち欠けのサイクルがちょうど1か月ではない」などの理由から、「中秋の名月=満月」とは限りません。今年の「満月」は、あす(25日)火曜日の午前11時52分。日本では月が地平線の上に出ていないため見えない時間帯ですが、満月前後の月はとても明るく見ごたえのあるもの。今夜からあすにかけて見られる月は「ほぼ満月」で、晴れていれば美しい姿をみせてくれるでしょう。

おだんご、すすき、準備できましたか?

お月見と言えば「おだんご」に「すすき」。月見だんごは、基本的には12個、うるう年のお月見には13個お供えするのがしきたりでしたが、いまは十三夜に13個、十五夜に15個というのが多いようです。まんまるなおだんごを月に見立てて食べることで、健康や幸せを願うと言います。そしてすすきは稲穂に見立てて、豊作や子孫繁栄を願います。

肝心な天気は?

今夜、北日本を寒冷前線が通過する見込みです。北海道や東北、北陸は雨や雷雨の所が多いでしょう。日付が替わる頃になると北海道の日本海側では天気が回復へ向かい、明るいお月様の姿が見られるかもしれません。本州の南岸には前線が延びて停滞しています。湿った空気が流れ込む関東は雲が多くなりますが、甲信地方や東海では晴れ間があって、お月見できる所がありそうです。近畿から九州では雲が多く、所々に雨雲がかかるでしょう。雲の切れ間から姿を現すお月様に期待したい所です。沖縄は湿った空気が流れ込んで雨や雷雨となりそうです。
あすの夜は、北海道や東北北部は晴れて、明るい月を見上げることができるでしょう。東北南部から東海にかけては曇りや雨で、月明かりを感じるにはあいにくの天気。近畿から九州では、満月直後の明るい月を愛でることができそうです。沖縄は引き続き曇りや雨でしょう。

十三夜に期待・・・

旧暦の9月13日の夜を「十三夜」と呼び、十五夜と十三夜の両方の月を愛でないと、お月見をしたとは言えない・・・という風習もあります。「後(のち)の月」とも呼ばれる十三夜は、今年は10月21日(日)です。中秋の名月に雲がかかって姿が見えない地域でも、十三夜に期待しましょう。