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台風21号は徳島県南部に上陸。都心など首都圏は台風から離れていますが油断禁物です。4日(火)夕方以降、お帰りの時間帯は雨や風が強まり、沿岸部では暴風の恐れ。交通機関が乱れる可能性があるため注意が必要です。

非常に強い勢力で上陸 25年ぶり

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台風21号は非常に強い勢力を保ったまま、4日(火)正午頃、徳島県南部に上陸しました。非常に強い勢力で上陸するのは1993年台風13号以来、25年ぶり。その後は徐々にスピードアップし、夕方には北陸付近に進み、日本海へぬけたあとは一気に自動車並みの速度で暴風域を伴ったままあすの未明にかけて北海道の西まで北上する見込みです。

首都圏 帰宅時間帯 大荒れ

都心など首都圏は台風の中心から500キロくらい離れていますが油断禁物です。台風の東側の危険半円に入るため、東京湾や相模湾、房総半島など沿岸部では4日(火)夜遅くにかけ、瞬間的に30メートル以上の暴風が吹き荒れる恐れがあります。これは風に向かって歩けなくなるような風で、看板などが飛んでくることもあります。交通機関が乱れる可能性もあります。また、箱根や多摩、秩父など南部の山沿いや北部の山沿いを中心に総雨量が200~300ミリ予想されています。箱根の9月1ヶ月の雨量が平年440ミリなので、9月1ヶ月分の雨量の半分以上がたった一日で降る恐れがあるため、土砂災害や河川の増水・氾濫・低い土地の浸水などに警戒が必要です。大気の状態が非常に不安定となるため、竜巻などの突風にも注意が必要です。