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非常に強い台風21号は、勢力をほぼ維持し、グングン加速しながら北上。各地、天気が急激に荒れる恐れ。

あす 台風 四国から東海に接近、上陸の見込み 一気に北上

非常に強い台風21号の影響で、きょう3日は沖縄の大東島地方で荒れた天気。今後も、勢力をほとんど維持したまま北上し、あすは四国から紀伊半島にかなり接近して上陸する見込みです。その後、夜にかけて東日本から日本海まで一気に北上します。
この台風はグングン加速しながら進みます。各地、台風が近づく直前まで穏やかでも、急激に荒れた天気となるでしょう。全国的に、荒天のピークは3~4時間と短いですが、この短時間に、多い所ではひと月分~ふた月分に匹敵するほどの大雨が降る恐れがあり、道路があっという間に冠水したり、地下街に雨水がドッと流入したり、住宅地が浸水したり、川が急に増水して氾濫する、といった災害の危険があります。暴風による被害にも警戒が必要です。西日本から北日本の広範囲で、沿岸部を中心に最大風速20m/s以上と、看板などが飛ばされるほどの非常に強い風が吹くでしょう。特に、台風がかなり近くを通る「四国・近畿・東海・北陸」では、最大風速30~45m/sと、街灯やブロック塀が倒れるほどの猛烈な風が予想されており、外出が極めて危険な状況になりそうです。
なお、台風の影響に特に警戒が必要な時間は、
九州は「朝~昼頃」、四国は「昼前~昼過ぎ」、中国地方と近畿、東海は「昼過ぎ~夕方」、北陸と関東は「夕方~深夜」、東北と北海道は「夜~翌5日の朝」となりそうです。

あさって以降の天気

あさって5日(水)は、九州から近畿は広く晴れて、風も収まるでしょう。一方、東海や北陸、関東は、朝までは、台風による雨や風の影響が残る所もあり、交通への影響に注意が必要です。東北と北海道は、朝まで大雨や暴風に警戒が必要で、昼頃にかけても荒れた天気の続く所があるでしょう。
6日(木)は全国的に晴れ。これは貴重な晴天となりそうです。その先は、気圧の谷が近づき、全国的に曇りや雨となるでしょう。
気温は、全国的に、平年並みか高く、曇りや雨の日も、関東から西や北陸、東北にかけて広く30度以上の予想です。かなり蒸し暑く感じられるでしょう。