メイン画像
メイン画像

晴れて夏本番の暑さとなった今月7日。札幌近郊の小樽港で気軽に楽しめる小物釣りを楽しんできました。

港内で気軽の楽しめる釣り

画像A
画像A

高気圧に覆われてスッキリとした青空の広がったこの日の小樽は最高気温27.0℃と夏日となりました。風も弱く、汗ばむ陽気の中、港には今年好調に釣れているマイワシを狙う釣り人で賑わっていました。釣り方は色々ありますが、針が多数ついた通称「サビキ仕掛け」に餌のえびを付けて竿を軽く上下させる釣り方がこのあたりでは一般的かと思います。マイワシは群れで行動しているので群れに当たれば大漁の確率が高まりますが、群れが来なければまったく釣れない「ボウズ」の日もあり、その点ではギャンブル性の高い釣りかもしれません。

画像B
画像B

この日は港内に入った群れが大きかったせいか頻繁にあたりがあり、釣りを開始して10分足らずで10匹以上のマイワシを釣ることができました。魚のサイズは全長で20cm前後とまずまず。また、一度に複数かかると結構な引きも楽しめます。結局マイワシは2時間程度で40匹くらい釣れて大満足でしたが、周囲を見ると100匹前後釣り上げる強者もいました。群れで行動するマイワシは一度釣れたら魚を針から外して仕掛けを海中に投入する動作を素早く行うと釣果が上がるようです。このマイワシ、帰宅後は塩焼きやつみれ汁にし、残りは目刺しにして後日食しましたが、ほど良く脂がのり大変美味でした。

画像C
画像C

また、イワイソメをつけた釣りでは小型のカレイやハゼなどを狙うことができます。写真は釣れたクロガシラガレイ。北海道の沿岸に多数生息する寒流を好む内湾性のカレイです。このクロガシラカレイは他のマガレイやスナガレイなど北海道でよく見かけるカレイと比較して体高が高く身も厚くなるため、小型でもそれなりの引きを楽しめるカレイです。ライトタックルでも十分狙えますので、家族で気軽に楽しめる釣りになるかと思います。

画像D
画像D

ただこのあたりはが多数生息しているようで、釣りに熱中していると写真のように釣れた魚をちゃっかり頂戴していく猫もいるので要注意。せっかく釣れた魚は保冷材などを入れたクーラーなどに保管しましょう。気温の上がる夏でも後処理をしっかりできれば帰宅後もおいしい魚を頂ける楽しみが増えると思います。
最後にこの先の北海道の天気傾向を確認します。明日28日はオホーツク海から高気圧が張り出します。釣りにはまずまずの天候となりそうですが、湿った気流の雲が広がりやすく、太平洋側などでは濃い霧のかかる恐れがありますので、釣りの際には見通しの悪さなどに注意が必要です。その後29日から31日の金曜にかけては低気圧や気圧の谷が通過する影響で全道的に雨となり、釣りにはあいにくの天気となりそうです。来月1日となる土曜日から2日にかけての週末も気圧の谷の影響が残る可能性がありますので、最新の気象情報をご確認下さい。
足場の良い港内はファミリーフィッシングには最適の場所です。船の出入りなどに注意して、安全に釣りを楽しんでいただければと思います。