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きょう(22日)朝の福岡市の最低気温は30.5度。最低気温が30度以上という「スーパー熱帯夜」と呼べそうな気温でした。このまま、22日夜までこの気温を下回らなければ、一日の最低気温としては福岡市での観測史上「最も高い最低気温」の記録となります。また全国でみても、観測史上2番目の記録となります。

記録的に高い最低気温

福岡市ではきょう(22日)朝の最低気温が、午前6時44分に観測された30.5度。最低気温が30度超えという「スーパー熱帯夜」と呼べそうな気温でした。
福岡市で一日の最低気温が最も高かった記録は2013年7月25日に観測された29.8度です。きょうの夜24時まで朝の気温を下回ることがなければ、一日の最低気温が30.5度となり、福岡市における1890年からの観測史上「最も高い最低気温」の記録を更新することになります。
また全国の記録で見ても、1990年8月22日に新潟県糸魚川市で観測された30.8度に次ぎ、2番目に高い最低気温の記録となります。

スーパー熱帯夜の原因はフェーン現象

記録的に高い最低気温の原因はフェーン現象です。きのう(21日)夜からきょう(22日)朝にかけては、台風19号が非常に強い勢力で鹿児島県の奄美地方を通過しました。台風に伴う湿った南東の風が九州の太平洋側に吹き込み、これが九州山地を越えるときに、熱風となって福岡に吹き下ろしてきたのです。
フェーン現象は続いており、あす(23日)朝にかけてもかなり高い気温が続きそうです。夜間であっても熱中症の危険がある気温です。冷房を適切に利用するなどし、熱中症に十分に注意してください。