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台風19号に続き20号が襲来。東海から西は太平洋側を中心に雨量が多くなり、大規模な災害に繋がるような大雨の恐れも。早めの備えを。

台風19号の影響 南から湿った空気 すでに東海や西日本太平洋側で雨雲発達

きょう21日午後3時現在、台風19号は奄美大島の東の海上にあり、北上しています。この影響で、南から暖かく湿った空気が流れ込み、九州から近畿の太平洋側や東海で雨脚の強まっている所があります。あすにかけても、風がぶつかりやすい南東側にひらけた斜面を中心に、雨雲の発達しやすい状況が続く見込みです。2日間で、8月のひと月分に匹敵するほどの大雨となる所もあるでしょう。
なお、22日(水)午後6時までの24時間に予想される雨の量は、いずれも多い所で、九州南部と奄美で300ミリ、四国で250ミリ、九州北部と東海で150ミリ、近畿で100ミリ。その後、23日(木)午後6時までの24時間では、四国で300から500ミリ、九州北部と東海で200から300ミリ、近畿で100から200ミリ、九州南部で100から150ミリ、奄美と中国地方で50から100ミリの見込みです。

木曜~金曜 台風20号が直撃の恐れ

そのうえ、立て続けに台風20号が北上してきます。23日(木)の夜から24日(金)にかけて、東海から西日本にかなり接近し、上陸する見込みです。台風本体の発達した雨雲がかかり、一段と雨が強まるでしょう。現時点の予想では、紀伊半島や四国を中心に、広い範囲で8月のひと月分を上回るような雨量となり、過去にほとんど経験のないほどの大雨となる所もありそうです。土砂崩れや川の氾濫など、命にかかわるような災害に繋がる恐れもあります。災害の危険が高まっても、暴風が吹き荒れて移動することが困難な状況になることも考えられます。
危険が差し迫る前に、いち早く行動できるよう、いまのうちから備えをしておくと安心です。お住まいの地域で、どのような災害が発生しやすいかを、ハザードマップなどでチェックし、避難経路や持ち出し品を確認しておくと良さそうです。さらに、7月の豪雨による被害の大きかった地域で、再び大雨となる恐れもありますので、早めの安全確保を心掛けてください。
なお、台風の進路や速度の予想には、まだ少し幅があります。雨が特に強まるタイミングや、各地の詳細な予想降水量などは、最新の情報をご確認ください。