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強い台風19号は日本の南海上を発達しながら西寄りに進んでおり、あす(21日)夜には奄美から九州南部にかなり接近する見込みです。奄美・九州南部は暴風や高波に厳重に警戒し、大雨にも警戒が必要です。

台風19号 あす(21日) 奄美・九州南部にかなり接近

16日、日本のはるか南のマリアナ諸島で発生した台風19号は発達しながら北上し、きょう(20日)は強い勢力で日本の南海上を西寄りに進んでいます。台風19号は今夜からあす(21日)にかけてさらに発達し、非常に強い勢力となり、奄美・九州南部にかなり接近する見込みです。台風が予報円の中心を通ると、鹿児島県の奄美地方や種子島・屋久島地方はあす(21日)午後から夜にかけて次第に暴風域に入り、大荒れの天気となるおそれがあります。

奄美・九州南部 暴風・高波に厳重警戒

奄美・九州南部は台風が近いところを通るため、暴風やうねりを伴った高波に厳重な警戒が必要です。あす(21日)の最大風速は奄美地方で45メートル、種子島・屋久島地方の海上で40メートルが見込まれ、走行中のトラックが横転するくらいの猛烈な風が吹き、屋外での行動は極めて危険な状況になるおそれがあります。海上の波の高さは奄美地方や種子島・屋久島地方はうねりを伴い11メートルと猛烈なシケとなる見込みです。鹿児島県の大隅地方や薩摩地方、宮崎県の沿岸はうねりを伴い7~8メートルと大シケでしょう。
さらに台風本体の活発な雨雲がかかるため、奄美・九州南部は雷を伴い非常に激しい雨が降る所がある見込みです。土砂災害、低い土地の浸水や河川の増水・氾濫にも警戒が必要です。

九州北部 22日荒れた天気のおそれ

台風19号はあさって(22日)には九州の西海上を強い勢力で北上するでしょう。
このため、九州北部はあさって(22日)、九州の東シナ海側を中心に風や雨が強まり、荒れた天気となるおそれがあります。特に九州西海上は暴風や高波に警戒をして下さい。