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7月、日本各地で続いた異常ともいえる暑さについて、WMO=世界気象機関は「温室効果ガス」と「海面水温」の影響とコメントしました。

異常な暑さ、温暖化と海面水温の影響か

7月は、各地で異常ともいえる暑さが続きました。23日には埼玉県谷市で最高気温が41度1分となり、歴代全国1位を更新したほか、7月1か月間の平均気温は、東日本では統計開始以来1 位、西日本では2位の高温となりました。
気象庁でも「災害と認識している」とコメントするほど異例の暑さとなった原因について、WMO=世界気象機関のエレナ副事務総長は、日本を含む北半球の記録的な高温や熱波などの極端な気象は「温室効果ガス」と「海面水温」の影響と話しています。

日本付近の海面水温は

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7月の日本付近の海面水温は、太平洋側では平年よりも2〜3度高い状態が続きました。また日本海側は7月後半になって海面水温が平年よりも4〜5度くらい高い日が続きました。8月に入っても海面水温は平年より高くなっています。海水は熱容量が大きいという性質があります。熱容量が大きいと「熱しにくく冷めにくい」ため、今後、海水の温度が急激に下がることは考えにくいと言えます。
本州付近は向こう1週間も最高気温が30度以上の真夏日の続く所が多く、西日本を中心に35度以上の猛暑日が続く所もありそうです。しばらくは厳しい暑さが続くため、体調管理には十分な注意が必要です。